2021年のブラジレイラォン(ブラジル全国選手権)を振り返って

2021年 12月 27日
11月25日、ミネイラォン。ブラジレイラォン セリエB クルゼイロ対ナウチコ(写真/Gustavo Aleixo/Cruzeiro)

2019年にセリエB(2部)に降格したクルゼイロは、リベルタドーレス杯を2度も制している名門クラブだが、今季も2部で14位と振るわず、来季も2部リーグで戦うことになる。

2位フラメンゴ、3位パウメイラスは順当な結果といえるだろう。

この2チームは、南米一を決めるリベルタドーレス杯の決勝で対戦したことも記憶に新しい。

4位はフォルタレーザだ。これはかなり意外な感じがする。

11月20日、アレーナ・カステラォン。ブラジレイラォン フォルタレーザ対パウメイラス(写真/Cesar Greco/Palmeiras)

フォルタレーザは、北東部セアラ―州の州都フォルタレーザのチームである。

フォルタレーザは私のブラジル在住時、北東部全域が担当エリアだったこともあり、何度も行っていた街だ。人口約260万人を抱える大都市である。

しかし、サッカーのレベルは決して高い地域ではなく、フォルタレーザといえば、セリエA~Cを行き来している印象が強い。

2018年、セリエCからセリエBに昇格し、あのサンパウロのレジェンド、ホジェリオ・セニを監督に迎え、2019年にいきなりセリエBで優勝しセリエAへ昇格する。

そして、昇格1年目の昨年2020年は降格と同じ勝ち点ながら得失点差で辛くも残留を果たした。しかしながら、今季は4位に入り、リベルタドーレス杯の出場権を得るまでに至ったのだ。

さて、下位に目を向けてみよう。20チーム中4チームが降格することになる。

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著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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