ブラジル閣僚代表団、日本食肉輸出入協会と会談
2025年 03月 26日
ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ大統領は3月25日(火)、ブラジル食肉輸出産業協会(ABIEC)に所属するブラジルのビジネスマンらと会談したとブラジル政府が発表した。
会議の最後には、ブラジル代表団の主要メンバーを伴い、カルロス・ファヴァロ大臣(農牧供給省)、ヘナン・フィーリョ大臣(運輸省)、シウビオ・コスタ・フィーリョ大臣(港湾空港省)が記者団に対しスピーチを行った。
現地メディア「エスタダォン」によると、ファバロ農畜供給大臣はまた、日本食肉輸出入協会との会合に出席した。同省は声明で、日本食肉協会は日本のすべてのたんぱく質輸入業者を代表していると述べた。
大臣は声明で、日本食肉輸出入協会は日本のすべてのたんぱく質類輸入業者を代表していると述べた。
「ブラジル産牛肉の日本市場の開放について、今回の訪問ですでに進展が見込まれています。私たちは、日本当局が、冷蔵施設や衛生対策を含む我が国の生産システムを視察するために専門技術者のブラジル訪問を発表することを期待しまています」(カルロス・ファバロ農畜供給大臣)
「さらに、日本にとって基本的な要件である、ブラジル全土でワクチン接種をせずに口蹄疫が発生していないことを認定する証明書を、国際獣疫事務局(WOAH)から取得しているところです。この認定は5月に行われる予定であり、日本の専門家の訪問により、ブラジル産牛肉の日本市場開放に向けて決定的な一歩が踏み出されることになるでしょう」(同)
代表団の一員である同省の貿易・国際関係担当のルイス・ルア長官は会合の中でブラジルは「国内で生産されるタンパク質の品質、健全性、補完性、安定性」を再確認したと述べた。
長官は「日本市場は付加価値の高い市場であり、ブラジルはこの重要な市場へのアクセスきるよう、迅速に取り組んできた」と強調した。
25日(火)、ファヴァロ大臣は、日本の江藤拓農林水産大臣と会談し、衛生および技術上の問題に対処するため、日本の技術者がブラジルを訪問し、ブラジルの衛生システムを評価するよう要請した。
(文/麻生雅人)