リオデジャネイロのイタチアイア国立公園、今年最低気温のマイナス9.4度を記録

2025年 06月 15日

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南半球のブラジルでは6月は冬に入る。写真は6月12日、冬支度の人々が行きかうサンパウロ市(写真/Paulo Pinto/Agência Brasil)

リオデジャネイロ州南部のヘゼンジ市とイタチアイア市にまたがって位置しているイタチアイア国立公園で、6月14日の夜明け頃、6時46分に標高2380メートルにあるカンポ・ベロ駅の温度計がマイナス9.4度を示し、今年の最低気温を記録した。厳しい寒さにより、公園の高所では霜が降り、朝には植物が氷に覆われた。シコ・メンデス生物多様性保全研究所(ICMBio)が管理する同公園内では、1年のうちこの季節になると多くの観光客がキャンプを楽しむ。

イタチアイア国立公園は1937年に、ブラジルで最初の国立公園として開設された。マンチケイラ山地に位置しており、(リオ州の)ヘゼンジ市とイタチアイア市と、(隣州の)ミナスジェライス州のボカイーナ市とイタモンチ市にまたがっている。

リオデジャネイロ市内では、リオ市警報システムが6月14日(土)の早朝5時35分に、チジュッカ国立公園を擁するアウト・ダ・ボア・ヴィスタ地域で、同市の今年の最低気温となった10度を記録した。

ブラジル国立気象研究所(INMET)の発表によると、全国各州の州都での記録は、ベロオリゾンチ市(ミナスジェライス州)とクリチーバ市(パラナ州)で、夜明け頃の温度計が9度を示した。サンパウロ市(サンパウロ州)の最低気温は11度だった、ブラジリア(連邦直轄区)とポルトアレグリ市(リオグランジドスウ州)は13度を記録した。ゴイアニア市(ゴイアス州)の最低気温は15度。
フロリアノ-ポリス市(サンタカタリーナ州)とヴィトーリア市(エスピリットサント州)の最低気温は15度だった。

その他の州都の早朝の最低気温は20度以上だった。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)