ジャイール・ボウソナーロ前大統領、ソーシャルメディア使用禁止違反を否定
2025年 07月 23日
ジャイール・ボウソナーロ前大統領の弁護団は今週火曜日(7月22日)、ブラジル連邦最高裁判所(STF)のアレシャンドリ・ジ・モラエス判事に対し、前大統領は自身の演説を第三者のプロフィールに投稿するなど、ソーシャルネットワークの使用を禁じる予防措置を遵守していなかったわけではないと伝えた。
弁護側の声明は、今週月曜日(21日)、ボウソナーロ氏に先週課せられた警戒措置の中の一つに従わなかったことについて、24時間以内に説明するよう命じた判事の通達を受けてのものだった。
ボウソナーロ大統領は昨日午後、下院を訪問した際に足首に装着する電子ブレスレットを披露し、インタビューに応じた。その画像は複数のソーシャルメディアのアカウントや報道機関で公開された。このデバイスの使用は、ボウソナーロ前大統領に対する措置の一環である。
ボウソナーロ氏の弁護団は、前大統領自身が第三者による投稿拡散を制御することはできないと述べ、判事に対し、今回の警戒措置にインタビューを受けることが禁止されているという条件が含まれるかどうかを明確にするよう求めた。
「したがって、控訴人は、措置の不遵守を強く否定すると同時に、課せられた警戒措置が意図している範囲について誤解がないように、これらの訴えを通じて、ソーシャルメディアの使用禁止に関する正確な条件を特定し、さらに、その禁止事項にインタビューの許可が含まれるかどうかを明確にするために、決定を明確にするよう要求する」と弁護側は述べている。
先週の金曜日(7月18日)、ブラジル政府と連邦最高裁判所の判事らに対する報復措置を推進し、(ボウソナーロ前大統領による)クーデター計画に関する刑事訴訟の進行を阻止することを目的として、ドナルド・トランプ米大統領の政権と共同して活動したとして捜査されている、前大統領の息子でもあるエドゥアルド・ボウソナーロ連邦下院議員の捜査において、(前大統領への)警戒措置が決定された。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)