ブラジル代表のアンチェロッティ監督、チリ戦に向けて一部布陣を明かす

2025年 09月 4日

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会見に臨むカルロ・アンチェロッティ監督(写真/Ricardo Morais)

ブラジル男子サッカー代表は、2026年FIFAワールドカップ予選の残り2試合のうちの1つ、チリ戦において、4人のフォワードを起用するとみられている。

すでに予選突破を決めているブラジルは、木曜日(4日)の夜、リオデジャネイロのマラカナン・スタジアムで、予選第17節としてチリと対戦する。試合開始はブラジリア時間で21時30分。試合は、ラジオナショナルで中継される予定。

イタリア人監督カルロ・アンチェロッティは、水曜日(3日)の記者会見で「攻撃的なプレーを見たいが、守備をおろそかにしてはならない」と語った。

そのため、監督は前回のパラグアイ戦で採用した戦術的なフォーメーションを維持することを決定した。

「パラグアイ戦を終えて、私たちはとても満足しています。チームは非常に良いパフォーマンスを見せてくれましたし、攻守にわたって積極的な姿勢が見られました。試合の入りから終わりまで集中力が途切れず、テンポのあるプレーができていたと思います」(カルロ・アンチェロッティ監督)

「それこそが、明日の試合でも目指すスタイルです。守備では粘り強く、攻撃では前線からしっかりとプレッシャーをかけ、ボールを持ったら素早く展開する。パラグアイ戦のような内容を再現できれば、サポーターにも満足してもらえるはずです」(同)

ブラジル代表の攻撃陣は、ハフィーニャ、エステヴァン、ジョアン・ペドロ、ガブリエウ・マルチネッリの4人でスタートするとみられている。この4人は、火曜日(2日)の午後に行われた、全選手が揃っての初めての練習で一緒にプレーをしている。

同じチームには、アリソン、ウェズレイ、マルキーニョス、ガブリエウ・マガリャンイス、ドウグラス、そして中盤にはカゼミーロとブルーノ・ギマランイスが加わっていた。

「練習では4人のフォワードを試しました。基本的には、パラグアイ戦の形を大きく変えずに臨みたいと思っています。攻撃的な選手を多く起用しますが、何より大切なのはチームのバランスを崩さず、しっかり守備ができることです」(カルロ・アンチェロッティ監督)

アンチェロッティ監督は、攻撃陣の配置についても一部明かした。

「ジョアン・ペドロはトップ下(攻撃的ミッドフィルダー)でもセンターフォワードでもプレーできますが、明日の試合ではセンターフォワードとして起用します。彼の後ろに誰を置くかはまだ検討中で、エステヴァンかラフィーニャになるかもしれません」(カルロ・アンチェロッティ監督)

「エステヴァンは非常に高い技術を持っていて、中央でもプレーできます。練習でもその様子が見られます。ラフィーニャ、ヴィニシウス、マルチネッリも中央でのプレーに長けていて、現代サッカーが求めるスタイルに合っています」とアンチェロッティ監督は締めくくった。