サンパウロ大都市圏でメタノール中毒の疑いによる3人目の死亡が確認される
2025年 09月 30日
サンパウロ大都市圏域における、メタノールで汚染された飲料の摂取が疑われる死亡事例の3件目が、今週月曜日(9月29日)、サンベルナルド・ド・カンポ市で確認された。これは同市での2件目の死亡事例であり、もう1件はサンパウロ市で記録されている。
サンベルナルド市の発表によると、45歳の男性が今月27日(土)、私立病院での診察後に死亡した。もう1人の男性は、9月24日に市の救急病院での診察後に死亡している。
同市は、市の法医学研究所が、これらの死亡が本当にメタノールによる汚染が原因であるかどうかを精査中とのこと。
一方、サンパウロ市は、市保健局の健康監視調整部(Covisa)を通じて、メタノール中毒の状況を監視していると発表した。
サンパウロ市によると、中毒管理センター(CCI-SP)の専門スタッフは、症状や兆候の認識を行うよう指導されており、「迅速な診断と治療、ならびに疑わしい症例の報告を目的としている」としている。
市の発表では、今年に入ってから、改ざんされた飲料の摂取によるメタノール中毒の疑いがある症例が14件記録されている。市内で確認された死亡例は、今月15日に亡くなった、モオカ地区在住の54歳の男性である。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)