ブラジルのメタノール摂取による中毒、確認済は14件に
2025年 10月 5日

ブラジル保健省は、土曜日(10月4日)、アルコール飲料の摂取によるメタノール中毒の通知が全国で195件に達したと発表した。このうち14件が確認済みで、181件が調査中となっている。
通知は、各州から同日午後4時までに国家保健監視戦略情報・対応センター(CIEVS)へ送られたもの。
サンパウロ州が最多で162件を記録しており、14件が確認済み、148件が調査中である。
また、以下の州でも疑い例が報告されている:
ペルナンッコ州で11件
マットグロッソドスウ州で5件
パラナ州で3件
バイーア州で2件
ゴイアス州で2件
リオグランジドスウ州で2件
連邦区で1件
エスピリットサント州で1件
ミナスジェライス州で1件
マットグロッソ州で1件
ホンドニア州で1件
ピアウイー州で1件、
リオデジャネイロ州で1件
パライーバ州で1件
通知された症例のうち、13件が死亡に至っており、そのうち1件はサンパウロ州で確認済みであると、保健省の速報は伝えている。なお、本日午後にサンパウロ州政府がメタノール中毒による2件目の死亡を確認した。
調査中の死亡例は、以下の州に分布している:
サンパウロ州で7件
ペルナンブッコ州で3件
バイーア州で1件
マットグロッソドスウ州で1件
症例の増加と深刻さを受けて保健省は水曜日(10月1日)に、州および市町村に対し、メタノール中毒の疑いがあるすべての症例を即時に報告するよう指示した。この措置は、疫学的監視の強化と、迅速かつ効果的な対応の確保を目的としている。
同日、症例を監視するための臨時対策本部が設置された。この臨時の体制は、衛生上のリスクが存在し、全国的な監視と対応が必要とされる限り、継続して運用される。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




