パラナ州でメタノール混入飲料による中毒2件が確認される

2025年 10月 6日

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写真はパラナ州の州都クリチーバ市(写真/recados.net.br)

パラナ州で、メタノールによる中毒が疑われる2件の症例が、10月5日(日)に実施された検査によって確認された。

州政府によると確認された症例は、クリチーバ市に住む60歳と71歳の男性2名で、アルコール飲料を摂取した後に症状を呈したとのこと。

血液サンプルの分析によって有毒物質であるメタノールの存在が確認されたことにより、症例の確定に至った。

保健省が10月4日(土)夜に発表した最新の集計によれば、国内のメタノール中毒の確定症例は14件で、さらに181件の疑い例が報告されている。今回パラナ州政府が確認した2件を加えると、全国の確定症例数は少なくとも16件となる。

パラナ州ではフォス・ド・イグアス市で報告されているさらに1件の症例が調査中となっている。ブラジル南部位置する同州の文民警察は、混入された可能性のあるアルコール飲料の販売拠点を捜査しており、分析のために瓶を押収した。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)