サンパウロ市中心部で学生らがデモで教育政策を批判
2026年 05月 21日

サンパウロ大学(USP)、サンパウロ州立大学(Unesp)、州立カンピーナス大学(Unicamp)の各大学の学生自治会が呼びかけたデモが5月20日(水)午後、サンパウロ市西部で行われ、学生らが街頭を埋め尽くした。主催者によると、約1万人が参加したという。
参加者はピニェイロス地区のラルゴ・ダ・バタタを出発し、ファリア・リマ大通りなど主要幹線を通って、モルンビーにあるサンパウロ州政府庁舎バンデイランチス宮まで行進した。
「主な訴えは、教育の劣化と、知事の指示による民営化政策への反対です」と主催者側は説明した。
約1か月前からストライキを続けているUSPの学生がデモの中心を占めたほか、教育労働者の労組団体、そして最近ストやボイコットを実施しているUnespとUnicampの学生数百人も参加した。
デモ参加者は、学生支援(奨学金・生活支援)への予算拡充、大学業務の質向上、教員の増員、学生向け住宅・食堂政策の強化など、具体的な公的コミットメントを求めた。
UnespとUnicampの学生代表は、今朝サンパウロ市に向かったバスが、連邦道路警察(PRF)によって過剰に取り締まられたと訴えた。PRF広報はコメントしていない。
州立大学を所管するサンパウロ州科学・技術・イノベーション局も、今回のデモについて見解を示さなかった。
軍警察(PM)はバンデイランテス宮から約500メートルの地点にバリケードを設置。声明で「デモを監視したが、特筆すべき事案はなかった。公共の秩序と市民の移動の自由を確保するために作戦を構築した」と説明した。
デモは現在も続いており、終了は20日20時頃(ブラジリア時間=日本時間翌7時頃)の見込みで、これまで衝突は発生していない。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




