ブラジリア連邦大学(UnB)、第14回全国黒人研究者会議を開催へ

2026年 07月 12日

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国勢調査によると、褐色人種の大学卒業率は2000年の2.4%から2022年には12.3%へ、黒人は2.1%から11.7%へと上昇したが、これらの割合は依然として白人(25.3%)の半分以下にとどまっている(写真:Marcello Casal jr/Agência Brasil)

7月28日から31日にかけて、ブラジリア連邦大学(UnB)がダルシー・ヒベイロ・キャンパスで、第14回全国黒人研究者会議(Copene)を開催する。

主催者によると、ブラジル国内の黒人知識人、学術関係者、研究者に加え、ラテンアメリカ諸国からの研究者も参加し、数千人規模の来場が見込まれているという。

「Copeneは、科学的成果の発信、研究ネットワークの強化、アフロディアスポラの知の価値向上、人種平等と社会正義の推進に向けた提案の形成において戦略的な場となっています」とイベントの告知は伝えている。

イベントのプログラムには、短期集中講座、ワークショップ、パネル討論、円卓会議のほか、数十冊の書籍の新刊発表が予定されている。

今回のUnBでの開催は、同大学のアフロ・ブラジル研究センター(NEAB/UnB)、ブラジル黒人研究者協会(ABPN)、全国アフロ・ブラジル研究センター連合(CONNEABS)が主催する。

UnBは、連邦大学として初めて人種別入学枠制度(2003年)を導入した教育機関として知られている。現在、国内69の連邦大学すべてが、2012年の「入学枠法」(法12.711/2012)に基づき人種別入学枠を設けている。

アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)政策により、ブラジルでは近年、黒人系住民(黒人・褐色人種)の高等教育修了者が増加している。ブラジル地理統計院(IBGE)の国勢調査によると、褐色人種の大学卒業率は2000年の2.4%から2022年には12.3%へ、黒人は2.1%から11.7%へと上昇した。

しかし、これらの割合は依然として白人の大学卒業率(25.3%)の半分以下にとどまっている。

同期間において、ブラジル科学技術開発評議会(CNPq)が認定する研究グループを率いる黒人博士の割合は8.1%から22.6%へと増加した。一方、黒人・褐色人種の人口比率は55.5%と大きく上回っている。国内には約1万5千人の黒人研究者が存在する。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)