セルジッピ州で、果実マンガーバの採取女性たちが不動産開発に抗う

2026年 07月 13日

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アラカジュ(セルジッピ州)、2026年6月6日。採取保護区で活動するマンガーバ採取女性(写真:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

ブラジル北東部、セルジッピ州の主要な文化的・環境的象徴の一つであるマンガーバは、近年、採取領域の保護に生活を依存するコミュニティにとって、数十家族の生計と自然と完全に結びついた生活様式を守る「抵抗の象徴」となっている。

アラカジュでは、マンガーバの木の最後の残存地の一部が市南部に集中しており、同地域は都市拡張の中心地であるため、不動産開発の強い圧力にさらされている。こうした圧力は、果実の採取(「カタ」)と管理で生計を立てる女性たちの経済的・社会的自立を特に脅かしている。

「私たちは石のジャングルに囲まれています。私は人類の宝物を守っているような気持ちです」と語るのは、マンガーバ採取女性協会パードリ・ルイス・レンペール(ACCMPLL)会長のマリア・エリエネ・サントスだ。

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アラカジュ(セルジッピ州)、2026年6月6日。採取保護区で活動するマンガーバ採取女性(写真:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

同協会は、セルジッピ州都における採取家族の主要な政治・地域組織であり、生産の指導、伝統知識の保全、行政との対話を担っている。こうした活動により、同協会は昨年、環境省・気候変動省(MMA)が授与する「社会生物多様性の守護者賞」の伝統的民族・コミュニティ部門で第1位を受賞した。

合計4万5千レアルが協会に拠出され、同団体はマンガーバの加工技術強化と地域のコミュニティ主導型観光の発展を目的としたワークショップや調査研究に投資した。これらの取り組みには、セルジッピ連邦大学(UFS)やブラジル農牧研究公社(Embrapa)などの機関が協力している。

アラカジュにおけるマンガーバ採取女性たちの領域は、1本の大通りを挟んで隣接する2つの保護区で構成されている。ひとつは「マンガベイラス・ミシオナリオ・ウイルソン・ジ・サー採取保護区(Resex)」、もうひとつは連邦政府がコミュニティに「持続的利用許可契約(TAUS)」を通じて付与した区域である。管理制度こそ異なるものの、両区域はひとつの伝統的文化領域を形成しており、黒人系住民が多数を占める家族が80年以上にわたりマンガーバの採取を続けてきた。

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アラカジュ(セルジッピ州)、2026年6月6日。採取保護区で活動するマンガーバ採取女性たち(写真:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

アジェンシア・ブラジルの取材班は6月初旬、同保護区で開催された第5回収穫祭を訪れた。このイベントでは、保護区の「地域住民主体管理計画」が発表された。文書はマンガーバ採取家族が協会の支援を受けながら共同で作成したもので、歴史的記憶の記録、保護区の保全促進、生態地図の作成、そして領域の参加型管理の基盤づくりを目的としている。

「管理計画は、地域コミュニティとともに、領域防衛の闘いを継続するために全員を再編成する手段として私たちが見いだしたものです。アラカジュ市役所が完成済みの計画を持ち込み、コミュニティとは無関係な規則を一方的に押しつけるのではないかと恐れていました」と語るのは、セルジッピ州で伝統的コミュニティの支援を行う団体「アソシアサォン・ハイーゼス」のレアンドロ・サクラメント・サントス(通称ペウ)である。

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アラカジュ(セルジッピ州)、2026年6月6日。発表された「ウイルソン・ジ・サー採取保護区(Resex)の地域住民主体管理計画」(写真:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

市当局との論点の一つは、たとえば、採取保護区(Resex)を一般開放型の都市公園へと転換する構想である。採取女性たちによれば、この変更は、保護区が本来担うべき目的──採取家族による生活様式と領域の持続的利用を守ること──を完全に損なう可能性があるという。

「行政が管理計画を作成しに来るときには、コミュニティはすでに自分たちの望むものを理解している状態になるのです」と語るのは、EMBRAPA沿岸台地研究センターのアナリスト、ハケウ・フェルナンデスで、今回の住民主体の取り組みについて説明した。

保護区の創設につながった過程そのものが、一連の権利侵害によって特徴づけられ、アラカジュにおけるマンガーバ採取活動はほぼ消滅の危機に瀕した。対立が深刻化したのは、2010年代以降、セルジッピ州都の都市拡張がマンガーバ採取女性たちの伝統的領域の一部を占有し、住宅開発事業の導入や採取区域の削減が進んだことがきっかけだった。

地域のリーダーや協会の支援者によれば、採取保護区(Resex)は、アラカジュ市が世界銀行からの融資を受けて建設した住宅団地(17 de Março地区)の環境条件の一部として、市当局によって区画されたものだという。保護区は領域の承認に向けた前進ではあったものの、コミュニティ側は、保護区が制定されたのはマンガーバの木が数百本も伐採された後であり、採取家族が伝統的に利用してきた区域全体を包含していないと指摘している。

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アラカジュ(セルジッピ州)、2026年6月6日。採取保護区のマンガーバの木(写真:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

こうした状況の中で、カトリック宣教師ウイルソン・ジ・サーの活動が注目を集めるようになった。彼は2014年以降、採取家族を組織し、マンガーバの木と領域に留まる権利を守るための運動を展開した。同時に、低所得層の住宅確保を求める運動にも配慮し、領域紛争に関わる脆弱な社会集団の間で共存のルールを構築しようと努めた。

「コミュニティが提案していたのは、採取女性の闘いと住宅確保運動(住宅を求める低所得層の住民運動)を結びつけ、保護区を守り、住宅を求める闘いを共に進めることでした」とペウは語る。「しかし行政は、結局のところ貧しい者同士の対立をあおる結果になってしまった」と批判した。

ウイルソン・ジ・サーは、住民運動の調停を試みていたにもかかわらず、2022年11月、保護区近くの自宅で暴行の痕跡がある状態で遺体で発見された。彼はその闘いと受けていた脅迫のために、連邦人権・市民省(MDH)が運営する「人権擁護者保護プログラム(PPDDH)」の対象となっており、一部の活動では警察による同行支援を受けていた。

しかし、セルジッピ州警察が実施し、連邦警察(PF)が再検証した捜査は、死因が他殺ではなく、何らかの作業中に本人の行為が偶発的に首を締める形となった事故による窒息であったとの結論に至った。ウイルソンはマンガーバ採取女性たちの闘いの象徴となり、彼の名は採取保護区に冠された。

宣教師は、地域で最も古いマンガーバ採取女性の一人であり、家族の長でもあるホゼナイジ・ジ・サー(ドナ・ゼナイジ)の長男だった。彼女は、保護区が創設された後でさえ採取女性たちは完全な安心感を得られておらず、地域住民の間では新たな占拠の話が依然として出ていると語る。「今でも私たちは脅され続けています」と明かした。

ドナ・ゼナイジは、現在住宅団地が建設されている区域が、かつてはマンガーバの木で一面を覆われていたことを思い返す。熟練の採取者である彼女は、領域内に残されたマンガーバの木が成長しにくくなっている状況、とりわけ都市部に近い場所にある木ほど発育が難しくなっていることを実感している。

マンガーバ林と住宅建物の間に緩衝となる植生が存在しないため、果実の受粉を担う蛾の出現が減少し、木の生産性は著しく低下している。「マンガーバの木はとても繊細で、道路を通る車の揺れが影響するんです」と彼女は分析する。

ビタミンC、食物繊維、抗酸化化合物が豊富なマンガーバは、ブラジル原産の果実で、甘酸っぱい風味を持ち、楕円形で黄色地に赤みを帯びた斑点がある。名称は先住民言語トゥピ由来で、「食べておいしいもの」を意味する。食料として人々を支え、収入源となるだけでなく、北東部をはじめとするブラジル各地の伝統的コミュニティやセラードなどの生物群系における文化遺産・社会生物多様性の一部を構成している。

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アラカジュ(セルジッピ州)、2026年6月6日。木になるマンガーバの果実(写真:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

マンガーバ採取女性たちの仕事と果実そのものは、セルジッピ州法により文化遺産として認定されている。「セルジッピの人はマンガーバなしでは生きられません。マンガーバジュースなしではだめなんです」と語るのは、Embrapaのハケウ・フェルナンデスだ。

「この区域は、アラカジュで数少ない連続した緑地帯のひとつで、少しでも涼しい空気を吸える場所です。これらの女性たちは、生物多様性の守り手です。採取という文化的営み、伝統的な食文化のすべてを含め、彼女たちは社会にとって代えがたい恩恵を生み出しています」と彼女は付け加える。

こうしたコミュニティによる社会・環境サービスにもかかわらず、アラカジュや州内の他地域でマンガーバ採取領域が歴史的に縮小してきたことは、セルジッピ州が果実生産の主導的地位を失いつつある現状を示している。長年にわたり、同州は国内最大のマンガーバ生産地であり、全国生産の半分以上を占めていた時期もあった。

しかし近年、ブラジル地理統計院(IBGE)が公表した2023年の「植物採取・林業調査(Pevs)」の確定値によれば、セルジッピ州はマンガーバの採取生産で国内4位となり、パライーバ、リオ・グランジ・ド・ノルチ、ミナス・ジェライスに次ぐ順位となっている。

専門家が指摘する要因のひとつは、都市拡張や土地利用の変化によってマンガーバ林の残存地が減少し、伝統的採取の基盤となる領域が縮小したことにある。

「マンガーバを州の象徴として美化する一方で、行政自身がその文化を消滅させるプロセスを促しているのです」と批判するのは、セルジッピ連邦大学(UFS)経済学部・地理学大学院のクリスチアネ・カンポス教授で、マンガーバ採取女性たちの活動を長年見守ってきた。

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アラカジュ(セルジッピ州)、2026年6月6日。販売されるマンガーバの果実や製品(写真:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

教授はさらに、採取女性たちが現在の生活様式を維持し、領域が守られていることで、セルジッピ社会に「非常に大きな社会・環境的貢献」を果たしていると強調する。

「マンガーバはすべてを意味します。マンガーバが私たちの生活の糧です。自然を守るだけでなく、マンガーバからさまざまなものを作るんです」と語るのは、マンガーバ採取女性協会のマリア・エリエネ・サントス会長だ。

彼女は幼い頃に採取を覚え、その知識は世代を超えて受け継がれていると話す。家族の生計はマンガーバの採取だけでなく、果実を加工して作る多様な製品──ジャム、リキュール、ビスケット、ケーキ、パン、酢、ワイン──にも支えられている。

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アラカジュ(セルジッピ州)、2026年6月6日。マンガーバの果実から作られる加工品(写真:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

ウイルソン・ジ・サー採取保護区(Resex)の民衆版管理計画の作成にあたり、マンガーバ採取家族は、領域内でマンガーバ文化を強化するための複数の将来像を描いた。提案の一つは「マンガーバの家(Casa da Mangaba)」の建設で、果実加工の拠点として派生製品の製造を行う施設となる構想だ。この空間にはマンガーバ博物館の設置や、現在は賃貸物件に入居している協会の新たな本部の設置も想定されている。

別のシナリオでは、地域でコミュニティ主導型観光の活動を展開することが盛り込まれている。訪問者がマンガーバ採取女性たちの歴史や伝統知識を知り、マンガーバに関連する料理や加工技術を体験できるようにすることが狙いだ。

コミュニティ観光の活動は、特に7月から11月の端境期において、採取家族の収入向上にも寄与し得る。多くの女性たちは、この期間に日雇い労働やその他の仕事をしなければ、さらに脆弱な状況に置かれてしまう。

コミュニティはまた、マンガーバの商業化を後押しする公共政策への組み込みも求めている。たとえば、全国学校給食計画(Pnae)や食料調達計画(PAA)などであり、これらに参加できれば採取女性たちの経済的安定はさらに高まると期待されている。

取材に対し、アラカジュ市当局は、採取保護区(Resex)の管理計画の策定は、規則の枠組みを定める評議会を構成するために、マンガーバ採取女性たちの代表者名の提示が必要であると説明した。市の行政によれば、保護区を一般公開型の市立公園へ転換する協議は存在せず、「領域の繊細さを踏まえても、そのような議論は行われていない」という。

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アラカジュ(セルジッピ州)、2026年6月6日。自然に囲まれたマンガーバの採取保護区(写真:Rafa Neddermeyer/Agência Brasil)

市当局はまた、保護区内でマンガーバの加工施設を建設することについて支援を約束した。「承認済みの予算を伴う建築プロジェクトが存在します。計画は市の都市整備公社(Emurb)が作成し、同社によって実施されます。プロジェクトは採取女性たちによって見直され、彼女たちが示したニーズに沿った施設モデルが採用されています」とセルジッピ州都の行政は強調した。

マンガーバ採取領域における安全確保や新たな占拠への懸念について、市当局は、公式の通報窓口にはこれまで正式な訴えは寄せられていないものの、監視体制は継続していると説明した。

「市は環境局(Sema)を通じて環境監視を行い、自治体警備隊は巡回を強化しています。家族・社会支援局(Semfas)は、保護区前の住宅団地に住む馬の所有者を把握する調査を実施しており、コミュニティ馬小屋の建設を進める予定です。これは、Resexの柵に馬がつながれ、悪臭や混乱によって受粉を担う昆虫を追い払ってしまう状況を減らすためです。市は保護区の囲い込みを行い、女性局を通じて採取女性たちの声を聞く体制を提供し、警備面での継続的支援も行っています」と市当局は述べた。

さらにアラカジュ市は取材への回答で、マンガーバ採取女性たちの生活領域に対する自律性は尊重されていると強調し、保護区の発展は果実加工施設の建設と、区域の管理評議会が定期的に機能することにかかっていると指摘した。

(アジェンシア・ブラジルの取材班は、2026年6月5日から7日にかけて、環境・気候変動省(MMA)の招きによりセルジッピ州を訪れた)。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)