“ブラジルの声” ミウトン・ナシメント、5日間の入院を経て退院

2026年 07月 22日

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現在、日本ではミウトンの表現を検証するドキュメンタリー映画『ビトゥーカ ミルトン・ナシメント フェアウェルツアー』が公開されている(©️ GULLANE ENTRETENIMENTO S.A/ReallyLikeFilms)

歌手で作曲家のミウトン・ナシメントが、5日間の入院を経て退院した。83歳の同氏は、肺炎の治療のため、先週木曜日(7月16日)から入院していた。

退院は、息子で芸能マネージャーのアウグスト・ナシメントが、21日(火)にSNSへの投稿を通じて明らかにした。

「またひとつ乗り越えました! 自宅に戻り、必要な治療とケアを続けていきます。皆さんの温かい気持ちに感謝します」とメッセージは記している。

投稿には多数のアカウントが反応し、その中には、2025年のカーニバルでミウトンをテーマにしたサンバ団体ポルテーラの公式アカウントも含まれていた。同団体は「なんて喜ばしいニュースだ! ミウトン、万歳」とコメントしている。

なお、治療が行われた病院名については、ミルトンのスタッフと家族がプライバシー保護のため公表を控えている。

2025年、ミウトンはレビー小体型認知症(DLB)と診断された。思考、運動、行動、認知、気分などの機能が低下する神経変性疾患である。

また2022年には、主に運動の制御やバランスに影響を及ぼすパーキンソン病の診断も受けていた。

ブラジルの音楽界を代表する存在の一人であるミウトン・ナシメントは、リオデジャネイロで生まれたが、幼少期にミナス・ジェライス州へ移り住んだ。同州で芸術活動を始め、「ビトゥッカ」という愛称を得た。このニックネームは現在まで使われ続けている。

1960年代には、全国的な注目を集めるきっかけとなった音楽運動「クルビ・ダ・エスキーナ」に参加した。

歌手・マルチインストゥルメンタリストとしてのキャリアの中で、数多くのアルバムを録音し、国際的なグラミー賞、さらにラテン・グラミー賞3回など、多くの賞と評価を獲得している。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)