ブラジル高等選挙裁判所、AIで作成されたボウソナーロ氏の動画に関する審理を日程化

2026年 08月 28日

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ブラジル高等選挙裁判所(TSE)は、自由党の党大会で使用された、人工知能(AI)によるジャイール・ボウソナーロ氏の動画に関する訴訟の審理を、9月1日に行うと発表した。(写真:Marcelo Camargo/Agência Brasil)

【ブラジリア 8月27日】 ブラジル高等選挙裁判所(TSE)は、労働者党(PT)が提出した、人工知能(AI)で作成されたジャイール・ボウソナーロ前大統領の動画の公開に関する訴訟について、来週火曜日(1日)に審理を行うと決定した。

この問題は、共和国大統領選の候補者であるフラヴィオ・ボウソナーロ氏(PL)が、収監中の父ジャイール氏の“声明を模したAI動画”を、8月に行われた自身の候補者指名イベントで使用したことを受けて問題が浮上した。

審理では、今回の事案がディープフェイクに該当するかどうか、また今後同様のケースを判断する際にどの規則を適用するかが議論される見通し。

ディープフェイクとは、候補者を不当に貶めたり、逆に利益を与えたりする目的で、人工的に生成された偽の状況を用いて作成されるコンテンツを指す。この種の内容の公開は、TSEによって禁止されている。

<規則>

TSEは今年3月、10月の総選挙に向けて、選挙期間中の人工知能の使用に関する規則を承認した。

これらの規則は候補者と政党に適用される。TSEは、AIプロバイダーがユーザーから求められた場合でも「投票すべき候補者の推薦」を行うことを禁止した。目的は、アルゴリズムによる有権者の自由意思への干渉を防ぐためだ。

また、デジタル上の女性差別(ミソジニー)対策として、女性候補者を対象にした合成画像の投稿や、ヌードやポルノを含む写真・動画の拡散を禁止した。

さらに、TSEは、インターネット事業者が偽アカウントや違法投稿を削除しない場合、司法によって責任を問われる可能性があることを改めて確認した。

<選挙>

第1回投票は10月4日に実施され、連邦議員、州議員、連邦直轄区議員、知事、上院議員、そして共和国大統領が選出される。

第2回投票は25日に予定されており、知事選と大統領選で、いずれの候補者も有効票(白票・無効票を除く)の50%以上を獲得しなかった場合に実施される。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)