「違憲かつ違法」とモラエス氏、メンドンサの調査について言及
2026年 09月 16日
【ブラジリア 2026年9月15日】 ブラジル連邦最高裁(STF)のアレシャンドリ・ジ・モラエス判事は、15日(火)未明、同日午前に予定されている審理について見解を示した。この審理では、モラエス氏が元銀行家ダニエウ・ヴォルカーロとの「疑われる関係」を理由に調査対象となるかどうかが判断される。
モラエス氏は、同裁判所エジソン・ファキン長官に提出した文書の中で、いかなる不正行為も否定し、元銀行家が彼に送ったとされるメッセージを含む報告書自体が「違憲かつ違法」であると断じた。
最高裁判事らは本日午前、モラエス氏が元銀行家との関係の疑惑を理由に調査され得るかどうかを審議する。
44ページに及ぶ文書の中で、モラエス氏はメンドンサ判事の報告書を「虚偽で役に立たない」と表現し、提示された対話内容は「架空のものだ」と主張した。
「先に述べたとおり、警察が実行した作戦で押収された携帯電話の『メモ帳』に(ヴォルカーロ本人ではない)第三者による書き込みが残されていた。しかし、この携帯電話は警察の作戦で押収されたもので、被疑者はその場で逮捕されてしまっている。第三者の書き込みという不確かな内容だけを根拠に、私を関係者扱いして責任を問おうとする不当な試みがある」
さらにモラエス氏によると、元銀行家の携帯電話から見つかった52件のメモのうち47件は、捜査で傍受されたWhatsAppの会話には存在しなかったという。このため、同氏は「メモ帳に書かれていた内容は、実際の会話記録とは全く一致していない」と評価している。
モラエス氏は、報告書が検察庁(PGR)の要請もなく、最高裁の本会議の承認もないまま秘密裏に作成された点を挙げ、「アンドレ・メンドンサによる違法な捜査誘導」を示していると主張した。
マステール銀行と、モラエス氏の妻が共同経営者の一人である弁護士事務所「バルシ・ジ・モラエス・ソシエダージ・ジ・アジヴォガードス」との契約については、モラエス氏は「マステール銀行やダニエウ・ヴォルカロの案件に一切関与したことはない」と述べた。
同氏は妻と子どもたちを擁護し、「彼らは弁護士であり、他の弁護士と同様に、法令と倫理を尊重しながら職業を行う権利がある」と強調した。
文書の終盤でモラエス氏は、今回の件が、自身が担当した「クーデター未遂事件」の裁判に対する報復や政治選挙上の動機と関連していると指摘した。この裁判では、同氏は元大統領ジャイール・ボウソナーロ政権の幹部らを有罪とした。
「クーデターの試みは2023年1月8日で終わったわけではなく、単にその手口が変わっただけだ。しかし、前回と同様に、連邦最高裁は必ずや抵抗し、より強固になるだろう」
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




