米トランプ大統領、ブラジル大統領選を「非常に注意深く見守っている」と発言

2026年 10月 2日

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写真は2019年、G20大阪サミットで来日したトランプ大統領。トランプ氏は同サミット期間中、ブラジルのジャイール・ボウソナーロ大統領(当時)と会談を行った(写真:Alan Santos/PR)

【ブラジリア 10月1日 22:00】 米国のドナルド・トランプ大統領は1日(木)、3日後に第1回投票が行われるブラジル大統領選について、「非常に注意深く見守っている」と述べた。

発言は、ホワイトハウスを出てテキサス行きの航空機に搭乗する直前、記者の質問に答える形で行われた。

トランプ氏は次のように語った。

「選挙を非常に注意深く見守っている。ブラジルは非常に重要な国だ。偉大な国だ。ブラジルの人々は素晴らしい。とても重要な選挙だ」

ただし、コロンビア大統領選など他国選挙で見られたような、特定候補への支持表明は行わなかった。

今回の発言は、ブラジルと米国の間で最近高まっている緊張や、ブラジル国内で指摘される「外国勢力による選挙干渉の懸念」が背景にある。

<背景>

ブラジル情報局(ABIN)が9月に作成した報告書では、2026年のブラジル選挙に対する米国の影響・干渉のリスクが指摘された。

同報告書は、外部干渉の可能性を「重大なレベル」と評価し、次のように分析している。

「米国のラテンアメリカにおける覇権の再確認は、トランプ大統領の第2期政権の優先事項である」

ABINによると、米国の目的は、中国など「米国のライバル」を地域の戦略資産・天然資源・インフラから遠ざけることにあるという。

同報告書はさらに、ここ数カ月で米国の対ブラジル行動が強まっていると指摘。

選挙への干渉に加え、ブラジルの国益を損なう経済・政治的措置が取られているとした。

<最近の事例>

7月、ブラジル政府は米国務省職員2名の入国ビザを拒否した。この2名はブラジル選挙に関連する「表現の自由」について選挙当局と面会する予定だったが、電子投票を批判する政治家らの動きが続いた直後の訪問計画だったため、ブラジル政府は慎重姿勢を示した。

アジェンシア・ブラジルが取材した専門家らは、サイバー攻撃の可能性や大手デジタルプラットフォームの影響力に関するリスクを指摘している。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)