エルニーニョは1950年以降で最も強い規模となる可能性
2026年 10月 3日
【サンパウロ 10月2日 18:13】 ブラジル国立宇宙研究所(Inpe)が発表した「エルニーニョ2026–2027パネル」の第4号速報によると、同現象が南半球の春から夏にあたる10月・11月・12月期に、「非常に強い」強度へ達する確率は95%に上るという。
この予測が現実となれば、今回のエルニーニョは1950年以降で最も強力な事例の一つとなる可能性がある。
報告書によると、次期3か月間はエルニーニョの強まりに伴い、ブラジル南部で平年を上回る降雨が予想され、洪水の可能性もある。一方、国内中北部では乾燥傾向が強まり、火災リスクが高まる見通しだ。
気温は、国内の広い範囲で平年より高い状態が続くとされる。
また、予測では、南東部の一部と北東部の東側で平年より多い降雨が見込まれる。
北部および北東部では、降雨量の減少と高温が重なることで、乾燥の深刻化や火災リスクの増大につながる可能性が指摘されている。
エルニーニョは、太平洋赤道域の海水が異常に高温となる現象である。米国海洋大気庁(CPC/NOAA)のデータによると、9月末時点で太平洋赤道域の中部および東部では、海面水温の異常値が 2℃を超えていた。
今回の速報は、Inpeが以下の機関と連携して作成した。国立気象研究所(Inmet)、国家水・基本衛生庁(ANA)、自然災害監視警報センター(Cemaden)、ブラジル地質調査局(SGB)、国家防災・市民保護局
(Sedec)、アマゾン保護システム運用管理センター(Censipam)。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




