ブラジルのある夫婦が、結婚してから7年後に姉弟だったと判明!
2014年 08月 11日アドリアーナ(39)さんとレアンドロ(37)さんは、7年間も生活を共にしてきた夫婦。6歳になる娘も授かっている。
どこにでもいるごく普通の幸せな夫婦だと思っていたが、長い間探していた母親が見つかったことで、互いが実の姉弟であることが判明したのだという。「デイリーミラー」(8月8日づけ)が伝えている。
二人は同じ姓だったが、幼少時に母親と生き別れていたため、自分たちが姉弟であるとは思いもしなかったようだ。
サンパウロ州の南東生まれのレアンドロは、8歳のとき、自分の母親が生みの親ではないことを理解していたという。
アドリアーナは1歳の時に母親と生き別れ、その後、家政婦の仕事のために他の土地へ引っ越し、結婚して3人の子どもを産んだ。15年間結婚していたが離別。10年前に故郷のサンパウロに戻った後に出会ったのが、トラック運転手として働いていたレアンドロだった。
アドリアーナは地元のラジオ局の助けを借りて母親のことをずっと探していたところ遂に母親が見つかった。
ラジオ・グローボの番組「ザ・タイム・イズ・ナウ」で母親と奇跡の再会を果たしたアドリア―ナだったが、番組の終盤に母親が、自分のことを知らずに育っているレアンドロという息子がいることを告白した。
アドリア―ナは「あなたが言っていることを信じられない、レアンドロは私の夫です」と答えたという。
番組でアドリア―ナは「私は今怖くてたまりません。この事実を知ったレアンドロが私のことを妻として見てくれなくなったらどうしようかと…。私は彼のことを愛しています」と語っていた。
しかしアドリア―ナとレアンドロは、夫婦で改めてラジオに出演。これからも夫婦であり続けると公表した。
「最初、私たちは事実を知って打ちのめされてしまいました。しかし家族会議で、自分たちはこれからも夫婦であり続けることを誓い合いました。一緒に計画していることもありますし、何ごとであれ、私たちの関係を揺るがすことはないということを確かめ合いました」
ふたりは、母親が彼らを捨てたことを恨んではおらず、彼女とも連絡を取り続けているという。
また「デイリーミラー」は、若い頃に離れ離れになった男女の約半数が、大人になって再会した時、強く性的に惹かれ合う傾向があるというイギリスの医療情報誌の報告を紹介している。
精神科医たちの意見によると、異性の兄弟は、幼少時に近親相姦を阻害する作用が育まれると考えられているという。そのため、この時期を共に過ごしていない異性の兄弟は上記のような傾向を持つことがあるのだという。
(文/加藤元庸、写真/Iuri Medeiros)
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