空飛ぶカップヌードル、サンパウロの上空に出現

2014年 08月 23日

8月17日(日)、大勢の人々が余暇のひとときを過ごしていたサンパウロのイビラプエラ公園とヴィラ・ロボス公園の上空に、突如、大量のカップヌードルが出現した。現地メディア(「エザミ」8月19日づけ)が報じた。

実はこれ、ブラジルの日清味の素アリメントスが行った、一風変わったカップヌードルのキャンペーンだった。

「a fome não tem hora (空腹は突然やってくる)」というテーマを掲げたこのキャンペーンは、サンパウロのイビラプエラ公園とヴィラ・ロボス公園で、カップヌードルと、お湯が入った魔法瓶を搭載したドローンと呼ばれる無人機を飛ばし、余暇を楽しむ人々のもとへカップヌードルを届ける、というものだ。

消費者にキャンペーン名でもある「Você nunca sabe quando a fome vai bater (いつ空腹が襲って来るのか分からない)」ことをアピールするべく、代理店リア・コミュニケーションによってゲリラ的に行われ、そのプロモーションビデオはユーチューブで公開された。

「カップヌードルはおいしく便利で、いつでもどこでも食べられるということを広めることが、このキャンペーンの意図です。新しく大胆なことを高く評価する若者をターゲットにすることで、このキャンペーンは話題になると考えました」と、日清味の素アリメントスのToshiro Tsuboiマーケティング部長は述べた。

(文/柳田あや)