「アマゾン展 森に生きる 人々と暮らし」開催中
2014年 09月 19日9月12日(金)からサンシャインシティで開催されている「Festa do Brasil 2014」。
「Festa do Brasil 2014」はブラジルの音楽や料理、ファッションなどを通じてさまざまな顔のブラジルが味わえる楽しいイベントだが、ブラジルと言えば“雄大な自然、アマゾン”。
サンシャインシティ文化会館7階にある古代オリエント博物館では「アマゾン展 森に生きる 人々と暮らし」(11月24日まで)を開催している。
入り口から、いきなりインヂオと呼ばれる先住民が儀礼のときに使う仮面が出迎えてくれる。仮面以外にも、先住民が祭りのときに身にまとう、色とりどりの羽根飾りが数多く展示されている。
「Festa do Brasil」のイベントステージや池袋サンバカーニバルでも羽飾りをつけたサンバのダンサーたちに魅了されたが、カーニバルの衣裳のルーツは実は先住民!? そんな想像をしながら会場を眺めているとわくわくしてくる。
しかし今回の展示は儀式の仮面や祭りの衣装といった派手な装飾品だけでなく、インヂオたちが日常生活の中で使う民具も並べられている。アマゾン川流域で生活するいくつものインヂオの部族による、部族ごとの文化の違いも紹介されている。
これらの民具の多くは、彼らの生活に身近な、アマゾンの動物や植物そ姿がモチーフとなっているという。民具を通してアマゾンの様々な”命”の姿が垣間見えて、アマゾンの自然への畏敬の念が湧き上がってくる。森林の匂いまでも、感じられた気がした。
「アマゾン展 森に生きる 人々と暮らし」は古代オリエント博物館(サンシャインシティ文化会館7階)にて11月24日(月祝)まで開催中。
会期中には講演やワークショップも開催される。
講演会「アマゾン先住民の暮らしを見てみよう!」
会場:サンシャインシティ文化会館7階 会議室710
日時:9月27日(土)13:30~15:00
講師:大橋麻里子氏(東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程)
参加費:500円(ただし、本特別展チケット半券提示で無料。友の会会員は無料)
ギャラリートーク:「アマゾン先生山口吉彦氏が語るアマゾンとその魅力」
会場:古代オリエント博物館 展示室内
日時:10月25日(土)15:30~16:00
参加費:入場料に含まれています。
体験教室:「触って楽しむアマゾン!」
会場:古代オリエント博物館 展示室内
講師:山口吉彦氏(旧アマゾン民族館館長)
日時:10月25日(土)13:30~15:00
参加費:入場料に含まれています。
会期中無休
10:00~17:00(最終入館16:30)
一般800円/高・大学生600円/小・中学生400円
※常設展の一部も観覧可能。サンシャイン水族館、サンシャイン60展望台との相互割引あり
特別協力/山口吉彦氏(旧アマゾン民族館)、鶴岡市、サンシャインシティ
後援/豊島区、豊島区教育委員会
問い合わせ/サンシャインシティ文化会館7階
TEL:03-3989-3491
http://aom-tokyo.com
(写真・文/平松伸行/ノブライズ)
写真下は山口吉彦氏(旧アマゾン民族館館長)