ブラジルで、警察がドローンをパトロールに導入
2015年 06月 30日ブラジルのミナスジェライス州の州都ベロオリゾンチ市では市内のパトロールを強化するために同州の軍警察がドローンを導入した。「アジェンシア・ミナス」(6月29日づけ)が報じた。
リモートコントロールができるドローンにはカメラが装備されていて、受信した画像をスマートフォンなどの端末に直接送信することができるという。
市内の監視システムを強化することについて第一軍警察大隊のヴィトール・アウグスト・アラウージョ中佐は語った。
「ドローンは、逃走する車両のナンバープレートを特定するなど、警察活動のサポートとして利用されます」(ヴィトール・アウグスト・アラウージョ中佐)
中佐によると、ドローンが運用されるのはハウウ・ソアーリス広場、アッセンブレイア広場、または、日曜日に開催アフォンソ・ペナ大通りで開催される青空民芸品市など、大勢の人が集まる場所になるとのこと。
ドローンの操縦者には、同機を導入することで最大の効果が発揮できるような技術を持った者が選ばれるという。
今回導入されることになったドローンの平均飛行可能時間は25分で、時間がくると自動で基地に戻ってくるという。バッテリーが交換されると再び監視業務に出る。
このモデルのドローンは、ミナスジェライス州南部のラヴラス市で監視プロジェクトでの実績を受けて導入が決まったという。
(文/麻生雅人、写真/PMMG)