ジョイス・モレーノ、今年も来日。初来日から30年!
2015年 07月 16日すっかりブルーノート東京の夏の風物詩になった、ジョイス・モレーノの来日公演が今年も開催される。今年、2015年はジョイスが初来日をした1985年から30年目のアニバーサリー・イヤーでもある。
またジョイスは、自身にとって初となる本格的なジャズ・ナンバー集「クール」を近く発表する(日本は7月22日発売)。「ムーン・リヴァー」、「ラウンド・ミッドナイト」、さらにマイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーンに捧げた書き下ろしまでを歌ったという同作品の収録曲も披露されると思われる。
ジョイスが初めて日本で公演を行ったのは1985年10月、ヤマハが主催していた世界歌謡祭。同行したパーカッション奏者ミンゴ・アラウージョ、歌謡祭で共演したスピック&スパンのメンバーらと共に単独でのショウも開催した。
以来30年、ジョイスは日本にブラジル音楽の魅力を伝え続けてきた。
ブルーノート東京への初出演は1991年。年によってはコットンクラブ、モーションブルー横浜、東京JAZZにも出演している。時にはレジェンドから旬の音楽家までブラジルの音楽家をゲストに招いて、日本にブラジル音楽の幅広い魅力を伝える“音楽大使”の役割も果たしてきた。
ちなみにこれまでジョイスがゲストで招いた音楽家はセルジオ・サントス(2011年)、セウソ・フォンセカ(2010年)、ジョアン・ドナート(2009年)、ホベルト・メネスカウ(ロベルト・メネスカル)(2006年)、ドリ・カイーミ(2005年)、カルロス・リラ(2003年)、パウロ・モウラ、マウリシオ・カヒーリョ(1999年)など。ジョビンファミリーのパウロ&ダニエウ・ジョビン、ジョイスのふたりの娘アナ・マルチンス、クララ・モレーノも、ゲストに迎えられている。
今回の来日公演は、そんなジョイス自身にとっても、日本のブラジル音楽ファンにとっても、想い出深い場所であるブルーノート東京にて、ジョイスの来日30周年を祝すコンサートとなる。来日メンバーはジョイス・モレーノ(vo,g)、トゥッチ・モレーノ(ds)、ホドウフォ・ストロエテール(b)、エリオ・アウヴィス(p)。お馴染みのバンド・メンバーだ。
また、ブルーノート東京では、ジョイス特製レシピの「ムケッカ・バイアーナ」や、ブラジルの鶏肉コロッケ「コシーニャ」などをフィーチュアしたディナーがショウとセットになっているセットプランも用意されている。こちらはミュージックチャージ+ジョイス特製レシピのムケッカ・セットで1名9,800円(税サ込)。ミュージックチャージは8000円なので、お得なセットだ。
セットプランは、前菜にコシーニャ(ブラジル風コロッケ)とベテハーバ(ビーツ)のマリネ、メインディッシュにムケッカ・バイアーナ(ブラジル・バイーア地方の海鮮料理)、デザートにパッションフルーツとドラゴンフルーツのカクテル仕立てで構成されている。同セットの予約はブルーノート東京HPからのWEB(http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/joyce/)か電話(03-5485-0088)にて。予約は公演3日前の21時まで。予約後のご変更、キャンセルは不可。
ジョイス・モレーノ “Cool”
– 30th Anniversary Celebration since the first visit to Japan –
<7月30日(木)~8月1日(土) コットンクラブ>
7月30日(木)、7月31日(金)
1st 開場 5:00pm / 開演 6:30pm
2nd 開場 8:00pm / 開演 9:00pm
8月1日(土)
1st 開場 4:00pm / 開演 5:00pm
2nd 開場 6:30pm / 開演 8:00pm
自由席 テーブル席 8,000円
指定席
BOX A (4名席) 10,000円
BOX B (2名席) 9,500円
BOX S (2名席) 9,500円
SEAT C (2名席) 9,000円
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/joyce/
<8月3日(月)~8月4日(火) ブルーノート東京>
1st 開場 5:30pm / 開演 7:00pm
2nd 開場 8:45pm / 開演 9:30pm
8,000円(税込)
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/joyce/
(文/麻生雅人、写真提供/ブルーノート東京)