ブラジルでも乳がん月間「ピンクの10月」スタート。大統領府や国民議会がピンクにライトアップ
2013年 10月 2日10月は「乳がん月間」。世界各地で、乳がんの撲滅や早期発見、早期治療を啓蒙・推進するためのキャンペーンが行われます。「乳がん月間」のムーヴメントが始まったのはアメリカ合衆国で、90年代とのこと。「ピンクリボン運動」もそのひとつです。
またこの「乳がん月間」には、イタリアのピサの斜塔、オーストラリアのオペラハウスなど、世界各地で有名なモニュメントがピンク色にライトアップされるのも名物となっています。日本でも10月1日に、東京都庁や京都の清水寺などがピンクにライトアップされました。
ブラジルでも10月1日、O Congresso Nacional(国民議会場、写真上)や O Palácio do Planalto (大統領府、写真下)など、ブラジリアの官公庁群がピンクにライトアップされたことを「R7ニュース」(電子版)が報じています。ブラジルのInca (Instituto Nacional de Câncer)国立がん研究所の発表によると、2010年には12,705人の女性が乳がんで死亡しているのだそうです。
R7によると、ブラジルに「乳がん月間」が上陸したのは2008年とのこと(もっと早くに上陸していることを示唆するブログも存在しています)。ブラジルではFemama(Federação Brasileira de Instituições Filantrópicas de Apoio à Saúde da Mama 乳房の健康をサポートするブラジル慈善連盟)が主導して、「Outubro Rosa(オウトブロ・ホーザ/ピンクの10月)」の名で啓発運動が行われているそうです。
(文/麻生雅人、写真/Valter Campanato/ABr)