ブラジルでも「フランスとの連帯」表明。リオのキリスト像や競技場などがトリコロールに彩られる

2015年 11月 16日

フランスのテロ フレンスとの連帯 リオ キリスト像

ブラジルではリオデジャネイロのキリスト像が11月14日(土)の夜から、フランス国旗のトリコロールにライトアップされはじめた。

ライトアップはリオ大司教区の指揮下で行われたという。キリスト像を管理しているオマール神父は、パリで13日(金)に起きた同時多発テロによる犠牲者に祈りをささげた。現地メディア「G1」(同日づけ)が伝えている。

やはりリオのシンボルのひとつであるマラカナンスタジアム、リオグランジドスウ州ポルトアレグリ市のベイラヒオ・スタジアム、サンパウロのお茶の水橋など、ブラジル各地で施設や建造物のトリコロールのライトアップが行われているという。

フランスの連帯 お茶の水橋

フランスとの連帯 ベイラヒオ スタジアム

またこの日(14日)、大勢の人が「リオはパリ」と書かれたプラカードやフランス国旗を手にキリスト像にもとに集い、テロの犠牲となったフランスとの連帯を表明した。

パリのアンヌ・イダルゴ市長はソーシャルネットワークを通じて、ブラジルでの「フランスとの連帯」の数々の行動に謝辞を述べているという。

リオデジャネイロのエドゥアルド・パエス市長もSNS上で「攻撃の矛先が向けられたのは、フランスやパリ市民だけではないということを我々は認識しなければならない。これは対話、そして人間や文化の尊厳への攻撃です」と表明したという。

(文/麻生雅人、写真上/Shana Reis/GERJ、写真中/Fábio Arantes/SECOM、写真下/Sport Club Internacional)
写真上から、リオデジャネイロのキリスト像(クリスト・ヘデントール)、サンパウロのお茶の水橋、ベイラヒオスタジアム