日本で暮らすブラジル人たちの素顔に迫る映像ドキュメンタリー・シリーズ「O Outro Lado do Mundo・軌跡 ~在日ブラジル人の25年~」第三話「融合」公開

2015年 11月 12日

ルアン・サンタナ

日本各地でさまざまな生活を営むブラジル人の姿を追った映像ドキュメンタリー・シリーズ「O Outro Lado do Mundo・軌跡 ~在日ブラジル人の25年~」(全11話、日本語字幕つき)の第三話「融合」が公開された。

今回登場するのは、日本で暮らすブラジル人のコミュニティの中に積極的に飛び込み、生活をサポートしている3組の日本人だ。

最初に登場するのは、静岡県浜松市でラジオパーソナリティ、日本語教師として活動している、としみんさん。

としみんさんといえば、2013年に代々木公園で行われたブラジルフェスティバルにて、メインゲストのルアン・サンタナのステージに呼ばれて、自らが訳詞したルアンの歌の日本語ヴァージョンを披露して会場を沸かせたことでも知られる伝説の男だ。

yamaochi sigeo

続いて紹介されるのは、名古屋市港区の九番団地でブラジル人の子どもたちにサッカーを教えるボランティアを10年以上続けている山内重雄さん。

ひょんなことからブラジル人コミュニティと出会うことになった山内さんのボランティア活動は、日本語教室からスタートしたという...。

本多加代子

最後は、ブラジル人居住者が多い愛知県安城市にある病院で看護師として働く本多加代子さん。ポルトガル語を流暢に話せるまでに学んだ本多さんは、ブラジル人の患者たちのための通訳も務めている。

そんな本多さんには、看護師のほかのもうひとつの顔と、夢がある...。

ブラジル人コミュニティと親密な関係になったきっかけも、関わり方も、それぞれ異なる3人の姿を追いながら、物語は、異文化同士の共生の現実や秘められた可能性などを浮かび上がらせていく。

https://www.youtube.com/watch?v=F0QbvrNnO2U

「O Outro Lado do Mundo・軌跡 ~在日ブラジル人の25年~」は全11エピソード。続きのエピソードも「アウテルナチーヴァ・オンライン(Alternativa Online)」で公開される。

(文/麻生雅人、写真上(ブラジルフェスティバル2013)/麻生雅人、写真上から2番目、3番目/reprodução/「O Outro Lado do Mundo・軌跡 ~在日ブラジル人の25年~」)