ブラジルのジウマ大統領の訪日、またもキャンセルに

2015年 11月 28日

ジウマ大統領

政治危機に見舞われる中、ジウマ・ルセフ(ルセーフ)大統領は来週(12月2日~)に予定していたヴェトナムと日本への訪問をキャンセルした。

気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)に出席するため、パリへの訪問予定は維持されている。

改められたスケジュールでは、大統領は11月27日(金)の夜にフランスに向けて出発して30日までパリに滞在して、その後はブラジルに帰国する予定。

当初の予定ではパリを出た後、12月1日(火)~2日(水)にベトナム入りして企業家たちと直接対話をする計画が組まれていた。その後、日本入りして、2012年以来停止しているブラジル産加工牛肉の輸入再開についての対話などを詰める予定だった。

ジウマ・ルセフ(ルセーフ)大統領が訪日スケジュールをキャンセルしたのは今回で2度目。2013年には、(訪日)予定期間に大規模デモが国中の路上で行われており、訪日をキャンセルした。

25日(水)に政府の上院におけるリーダーだったデウシジオ・ド・アマラウ上院議員(PT-MS:労働者党、マットグロッソドスウ州)が逮捕されたことで、財政目標の改正などを抱えた議会運営に支障をきたし、政府は揺れ動いている。

ジウマ大統領は、デウシジオ・ド・アマラウ氏の逮捕を受けて、政府の新しい上院リーダーを指名しなければならないが、現在は暫定的に副リーダーによって運営されている。大統領府公共コミュニケーション局(SECOM)は財政難も旅行のキャンセルに影響していると伝えている。

同局によると、12月1日以降、政府は国の運営に直接かかわることと公益に不可欠なもの以外への出費は行うことができないとしている。(財政収支の)年度目標の見直しがまだ議会で承認されていないことが最大のネックとなっている。

(記事提供/Agência Brasil、写真/José Cruz/Agência Brasil)