ブラジル、リオ・オリパラ期間中は日本含め外国人入国ビザ免除

2015年 11月 26日

リオ五輪聖火リレーキャンペーン始動式

2016年リオ・オリンピック・パラリンピックのために例外的に外国人入国ビザの取得を免除する議会法案に対し、ジウマ大統領が11月24日(火)に署名、連邦官報によって25日に公示された。現地メディア「オ・グローボ」(25日づけ)などが伝えている。

これによると、今回のビザ免除措置は2016年9月18日までにブラジルに入国する人に適用されるという。入国の際に五輪の競技チケットを購入している証明は不要で、ブラジルでの滞在期間は最長90日間だという。

ブラジル政府によると、この政策は、多くの観光客を誘致し経済の引き上げを目指すものだという。

また、11月13日にパリで起きたイスラム過激派によるものとみられているテロの発生を受け、イベントの安全性に関する特別な注意喚起を行っていくとの見解も示した。

2014年のFIFAワールドカップ期間中にも入国ビザ免除措置が取られたが、このときはワールドカップの試合チケットを持つサポーターのみ、ビザ無しでの入国が許可された。

リオ五輪競技は2016年8月5日~21日、パラリンピック競技は2016年9月7日~18日に行われる予定。

(文/柳田あや、写真/Clarice Castro/GERJ)
リオデジャネイロではオリンピック・パラリンピックの準備が進められている。写真は11月18日、グアナバラ宮。聖火リレー・キャンペーンの発表式が行われ、大会マスコットの「トン」も登場した