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リオ五輪エンブレムの類似デザイン騒動

リオ五輪エンブレム

日本では、デザイン盗作疑惑に揺れていた2020年の東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムに関して、9月1日(火)に公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が大会エンブレムの取り下げを発表している。

五輪大会エンブレムのデザインを巡る論争は日本だけでなく、来年、2016年にリオデジャネイロで開催されるオリンピック・パラリンピックに関しても起きている。「グローボ・エスポルチ」、「エザミ」などが報じている。

リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックの大会エンブレムの類似デザイン問題に関しては、2010年末にエンブレムが発表されてから間もなく、2011年の年明け早々にインターネットで話題になっていた。

リオ五輪エンブレムのデザインに類似しているとされたのは、アメリカ合衆国コロラド州テルユライドにあるテルユライド財団のロゴマーク。テルユライドは自然の景観に恵まれた山間地で、俳優のトム・クルーズが、ニコール・キッドマンと結婚していた期間に、この地方に大豪邸を購入したことでも知られる土地だ。

この類似問題に関しては、デザインの制作チームも大会組織委員会も盗用を堂々と否定している。しかし、2011年の騒ぎから4年半以上がたった今年(2015年)7月にも、コロラド州の地元紙「ザ・デンバー・ポスト」が改めてマークの類似に関する記事を掲載。問題は解決していないと述べている。

リオ五輪のエンブレムが発表されたのは、リオデジャネイロのコパカバーナにて、2010年の大晦日のイベントにて。エンブレムの発表については「エザミ」などが報じている(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真/Arte/GLOBOESPORTE.COM)
写真はリオ五輪エンブレムとテルユライド財団のロゴマーク、「グローボ・エスポルチ」より。TVグローボのスポーツ報道番組「グローボ・エスポルチ」はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで

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