コルプスクリスチ(聖体の祝日)名物、砂のカーペット

2016年 06月 4日

コルプスクリスチ カーペット 砂

5月26日(木)、ブラジルは「コルプス・クリスチ(Corpus Christi、聖体の祝日)」と呼ばれる祝日でした。

「コルプス・クリスチ」は、「キリストの身体」という意味があります。Corpusというのは、ラテン語で「体、かたまり」という意味の単語です(キリストの身体と聞いて、思わずジョニィ・ジョースターが思い浮かぶ人は、ジョジョの読みすぎです)。

この日、カトリック教会では、キリストが自らの身体を犠牲にして人々の罪の清算してくださったことを感謝する宗教行事が行われます。

コルプス・クリスチの日には特別なミサが行われ、行事の間に司教が街中を通る儀式が行われます。司教たちが歩くための道は、カーペットや花などで華やかに飾られます。道を飾る習慣は、ブラジルではミナスジェライス州のオウロ・プレットが最初に始めたそうで、ブラジル各地で趣向を凝らした飾り付けがなされるのが見どころでもあります(次ページへつづく)。

コルプスクリスチ 砂

(文/唐木真吾、写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)
5月26日、リオデジャネイロ、カテドラウ・メトロポリターナ。コルプス・クリスト(聖体の主日)名物の砂絵のじゅうたん。花や、色をつけた砂やおがくずなどで、教会前の道にキリストゆかりの絵が描かれる

著者紹介

唐木真吾 Shingo Karaki

唐木真吾 Shingo Karaki
1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。
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