ブラジリアで第6回アルテザナート国際展示会、開催される

2013年 11月 11日

ブラジリアアルテザナート国際展

6º Salão Internacional do Artesanato 第6回アルテザナート(手作り民衆アート)国際展示会が11月6日(水)~10日(日)まで、エキスポブラジリア(都市公園展示会パビリオン)で開催された。

同展示会は、400名以上の出品者が集い、100以上のブースが並ぶ大規模なイベント。国内のみならず海外からも参加者を迎えているほか、毎年、ひとつの州が得ればれ、特集展示も行われる。今年はペルナンブッコ州にスポットがあてられた。

このイベントでは、民芸品の展示や販売だけでなく、各地の料理や名産品なども紹介される。海外からは、インドネシア、インド、トルコ、パキスタン、エクアドル、フィリピン、パレスチナ、シリアなどが参加した。

展示会のオーガナイザー、Juliana Portela ジュリアーナ・ポルテーラさんによると「このイベントは、アルテザナートを通して、それぞれの地域の文化を紹介する役割も果たしています。また、各々が暮らす地域で、手工業で作品を作っている人たちが、広くさまざまな人と商売をすることができる貴重な場所でもあります」という。

サンタカタリーナ州ブルメナウ在住のAdilson Riewe アヂウソン・ヒエウィさんは3年目の参加。ガラス瓶などの廃棄物をつかって時計や鍵かけなどを作るアーティストだ。ペルーのJuan Diego Uruquispuma Huapaya さんは5年間目の参加。祖父の代から受け継がれた技術で、鏡の縁やおもちゃを作る。「いろいろなイベントに参加しましたが、この展示会は1日で2000ヘアイスを稼ぐことができます」(フアン)

イベント全体では、600万ヘイアイスの売り上げがあるという。

(文/麻生雅人、写真/José Cruz/Agência Brasil)