京都外国語大学に国際貢献学部の開設が正式決定
2017年 11月 14日京都外国語大学は11月14日(火)、文部科学省より同日付けで、2018年4月開設予定の国際貢献学部(グローバルスタディーズ学科、グローバル観光学科)の設置認可を受けたと発表しました。
同大学は開学以来、外国語学部のみの単科大学でしたが、国際貢献学部の開設決定により、「外国語学部」と「国際貢献学部」の2学部体制となります。
新しく解説される国際貢献学部は入学定員220名で、そのうちグローバルスタディーズ学科の入学定員が100名、グローバル観光学科の入学定員が120名となっています。取得学位は、グローバルスタディーズ学科は国際学の学士、グローバル観光学科はグローバル観光学の学士となります。
開設時期は2018年4月です。
大学によりますと、国際貢献学部の特徴は、コミュニティエンゲージメント(地域社会との連携・協働)を学びの核にして、世界中の地域社会を活動の場として共通する課題解決に取り組むとのことです。また、一定数の外国人留学生を受け入れて、京都にいながら常にグローバルな視点を意識できるような環境も整備する予定で、世界の抱える諸問題を解決に導く「Changemaker(チェンジメーカー)」を輩出することを目指すとのことです。
グローバルスタディーズ学科はグローバルな視点と高度な語学力、幅広い教養を備えた人材の養成を目指します。2年次からは、世界平和に関する知識と地球規模の課題解決に必要な力を学ぶ「国際協力コース」、ビジネスを通して社会に貢献する力を学ぶ「グローバルビジネスコース」のいずれかを選択します。すべて英語による授業のみでも、英語と日本語の授業の組み合わせでも卒業が可能となります。
グローバル観光学科は旅行、ホテル、航空産業といった既存の観光に加え、「多文化間交流」としての観光を促進する人材の養成を目指します。グローバルな視点から観光の今日的な課題を理解、1年次秋からは文化政策としての観光を学ぶ「観光政策コース」、幅広い分野で観光ビジネスを仕掛ける「観光ビジネスコース」のいずれかを選択します。また、国際観光文化都市・京都という地域特性を生かしたフィールドワークなども展開するとのことです。
詳細は京都外国語大学国際貢献学部(https://www.kufs.ac.jp/ge/)まで。
(文/麻生雅人)