【RIZIN.19】パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ選手、試合後インタビュー。「勝者は一人。わたしはわたしの試合をします」
2019年 10月 20日
2019年10月12日(土)、エディオンアリーナ大阪にて格闘技イベント「RIZIN.19」が開催された。
本大会では「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント 1st Round」が4試合開催され、ホベルト・サトシ・ソウザ選手、ルイス・グスタボ選手、パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ選手と3人のブラジル人ファイターが参戦した。
ベラトールからのパトリッキー・“ピットブル”・フレイレ選手は長いキャリアを持つ日本の川尻達也選手と対戦した。
川尻選手はフレイレ選手をテイクダウンすることを狙っていたように見えたが、フレイレ選手はそれを許さなかっただけでなく、右の飛びヒザ蹴りを鮮やかに放った。
倒れ込んだ川尻選手はフレイレ選手の足にしがみつき、なんとか状況を打開しようと必死だったが、フレイレ選手は容赦なくグラウンドパンチを打ち続けた。最終的に、レフリーが試合をとめフレイレ選手がTKO(グラウンドパンチ)で勝利を収めた。
また、試合終に行われた準決勝の対戦カードの抽選では、ルイス・グスタボVSパトリッキー・“ピットブル”・フレイレ、ジョニー・ケースVSトフィック・ムサエフの対戦カードが決まり、準決勝はブラジル人同士の対決になってしまった。
パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ選手のインタビューは以下のとおり。
――試合後の率直な感想をお聞かせください。
「勝てるように厳しい練習をしてきました。わたしは手を手術したばかりなので、手を気にしながら練習をしていました」
――対戦を終えて、相手の印象はいかがでしょうか。
「川尻選手はとても良い選手です。しかし試合の勝者は一人です。彼の娘さんが泣いている姿を見て、わたしにも娘がいるので、悲しい気持ちになりました。もし彼がこの試合で引退してしまうなら悲しいです」
――12月にさいたまスーパーアリーナで試合をするにあたり、思うことはありますか?
「残念に思っているのが、決勝でブラジル人との対戦がなくなったことです。しかし、勝者は一人だけなので、わたしはわたしの試合をします」
――準決勝に残った選手4名の中で、自分が一番勝っていると思うところは何ですか?
「特に他の選手より勝っている点はありません。わたしには勝とうと思う気持ち、そしてノックアウトをする力があると思っています」
――準決勝で対戦するグスタボ選手の印象はどうですか?
「危険なファイターだと思います。ヴァンダレイ・シウバに似たファイトスタイルに見えます。しかしわたしは彼に対する試合の仕方を知っています」
――準決勝に進んだジョニー・ケース選手とムサエフ選手はどちらが強敵だと思いますか?
「どちらも脅威に思っていません。二人で思う存分やりあってほしいです(笑)」
――ジョニー・ケース選手とムサエフ選手のファイトスタイルを見てどう思いますか?
「彼らの試合を見てもとくに意見はありません。ただ、ジョニー・ケース選手と話をしたときにジョニー選手は楽しんで試合をしているんだなと思いました。そこが他の選手と違うところだと思いました」
(文/Viviane Yoshimi)