ペルナンブッコ州から版画作家パブロ・ボルジェスが来日
2019年 10月 26日
ブラジル、北東部ペルナンブッコ州に伝わる伝統芸能、版画アートの継承者パブロ・ボルジェスが初来日を果たした。
10月26日(土)からスタートした「BOSSA AOYAMA 2019」のグローカルカフェ会場にて、版画制作のデモンストレーションを行っている。
パブロ・ボルジェスは、父親であり同州の版画作家・紐文学冊子(リテラトゥーラ・ジ・コルデウ)作家の息子で、版画の後継者。
「父や兄がいつも版画を作っている中で育ったので、いつから始めたかと聞かれるとはっきりとはわからないのですが(笑)、7歳の頃にはもう父を手伝っていました」(パブロ・ボルジェス)
北東部の人々の生活や伝承を題材にしたボルジェス家の版画は、ヨーロッパをはじめ国外でも高い評価を受けている。中でもパブロの作品に登場する人物は、とても楽しそうだ。
「悲しいお話を題材に掘って、といわれればそういう表情を掘りますが、自分は楽しそうな人々の顔を掘るのが好きです」 (パブロ・ボルジェス)
デモンストレーションは26日(土)、27日(日)とも14時30分~15時30分と、16時半~17時半に開催される。 詳細は https://www.bossa-aoyama.jp/ を参照。
また、11月7日(木)には駐日ブラジル大使館にてルチャートークを開催する。問い合わせは http://coloridas.jp/contact まで。
(文/麻生雅人)