フラメンゴがアトレチコ・ミネイロに勝利し、カンピオナート・ブラジレイロの新たな首位に

2025年 07月 28日

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7月27日、リオデジャネイロ、マラカナンスタジアムでフラメンゴはカンピオナート・ブラジレイロに立った(写真/ Gilvan de Souza/Flamengo)

カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)第17節の最終戦で、フラメンゴが新たな首位に輝いた。

今週日曜(7月27日)、マラカナン・スタジアムでアトレチコ・ミネイロを1対0で下したフラメンゴは、同日早くにベロオリゾンチでセアラーに敗れたクルゼイロを追い越し、16試合で勝ち点36に到達した。クルゼイロは17試合で勝ち点34。

フェリッペ・ルイス監督率いるチームの決勝点は後半30分に生まれた。ルイス・アラウージョが左サイドからのフリーキックを蹴り、センターバックのレオ・オルチスがヘディングでゴールを決めた。

これでフラメンゴは今大会11勝目。得点数30でリーグ最高の攻撃力を誇り、失点わずか6で守備も最強。アトレチコ・ミネイロは勝ち点20で13位に位置している。

クルゼイロ、セアラに逆転負け

ベロオリゾンチで、クルゼイロはセアラーを迎え、首位の座を維持すべく試合に臨んだ。セアラーは3連敗中で不調だったため、試合前の展望はクルゼイロにとって好材料だった。実際、開始3分でフォワードのカイオ・ジョルジが、ゴールキーパーのブルーノ・フェヘイラのミスを突いて得点し、今季13ゴール目を記録。得点ランキングでさらにリードを広げた。

しかし、ガレアーノが前半と後半にそれぞれ1点ずつヘディングでゴールを決め、セアラーが逆転。勝ち点21で9位に浮上し、クルゼイロの首位維持の目論見を打ち砕いた。

インテル対ヴァスコ戦で物議を醸した退場劇

ポルト・アレグリ市のベイラヒオ・スタジアムで行われた試合で、インテルナシオナウは後半46分にジョアン・カルボネーロのゴールでヴァスコと1対1の引き分けに持ち込み、勝ち点1を獲得した(ヴァスコは前半30分にハヤンのゴールで先制)。インテルは勝ち点21で10位、ヴァスコは勝ち点15で降格圏外ギリギリの16位。

しかし、この試合で最も注目を集めたのはゴールではなく、試合終盤の退場劇だった。インテルの同点ゴール直前、ヴァスコのゴールキーパー、レオ・ジャルジンが医療処置を求めてピッチに倒れたまま動かず、主審フラーヴィオ・ホドリゲス・ジ・ソウザはこれを時間稼ぎと判断。これが2枚目のイエローカードとなり、レッドカードで退場となった。ちなみに、彼が最初に受けたイエローカードも試合再開の遅延によるものだった。

同日行われた他の2試合では、サンパウロがモルンビスでフルミネンシを3対1で下し(アルボレーダ、フェヘリーニャ、タピアが得点。フルミネンシはサミュエウ・シャヴィエールが得点)、バイーアはジューベントゥージに3対0で快勝(ジャン・ルーカスが2得点、ルッショ・ホドリゲスが1得点)した。

(記事提供/Aagência Brasil、構成/麻生雅人)