ブラジルでメタノール中毒の確認症例が24件に

2025年 10月 9日

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サンパウロ州では文民警察と関係諸機関の連携により、偽造酒や販売に適さない飲料の取り締まりを強化している。写真はサンカエターノ市での取り締まり(画像提供/Pablo Jacob/Governo de São Paulo)

ブラジル保健省は今週水曜日(10月8日)、ブラジルにおいて不正に混入された飲料を摂取したことによるメタノール中毒の症例が、これまでに24件確定されたと発表した。

死亡は5件確認されており、いずれもサンパウロ州で発生した。(死亡事例は)さらに11件が調査中であり、その内訳はサンパウロ州で6件、マトグロッソドスウ州で1件、ペルナンブッコ州で3件、パライーバ州で1件となっている。

月曜日(6日)の時点では、メタノール汚染の確認は17件、通知件数は217件だった。この数字は259件の疑いに増加し、そのうち235件が現在調査中のもの。145件の疑いは棄却された。

さらに政府によると、サンパウロ州、パラナ州、リオグランジドスウ州のみが、この物質による中毒の確認症例を記録している。確認された症例の内訳は、サンパウロ州で20人、パラナ州で3人、リオグランジドスウ州で1人である。

調査中の疑い症例については、大多数がサンパウロ州(181件)に集中している。その他の調査対象は以下。

  • ペルナンブッコ州(24件)
  • パラナ州(5件)
  • リオデジャネイロ州(5件)
  • リオグランジドスウ州(4件)
  • マトグロッソドスウ州(4件)
  • ピアウイー州(4件)
  • エスピリットサント州(3件)
  • ゴイアス州(2件)
  • アクリ州(1件)
  • パライーバ州(1件)
  • ホンドニア州(1件)