アンチェロッティ監督、対日本戦は韓国戦と異なる布陣を想定か
2025年 10月 14日
日本戦を前日に控えた13日(月)、イタリア人であるカルロ・アンチェロッティ・ブラジル代表監督は記者会見で、ブラジル代表の選手たちは2026年のFIFAワールドカップに向けて、試行段階にあるチームの一員としてプレーすべきだと語った。戦術システムを含め、さまざまな実験が続いているという。
「代表に呼ばれた選手たちは意欲に満ちており、自分がピッチに立つという強い意識を持って臨まなければならない。。チーム内に競争が存在することは、各選手のモチベーションにとって良いことだ。ワールドカップに向けてガッチリ固まったチームを持つことも当然重要ではあるが、しかし今の段階では、異なる戦術システムがどう機能するかを見極めることが、良いアプローチだと思う」と、ブラジル代表を率いる指揮官は述べた。
ブラジル代表は、来週火曜(14日)午前7時30分(ブラジリア時間)から東京スタジアム(味の素スタジアム)で日本代表と対戦する。
この考えに基づき、イタリア人監督は、先週金曜日(10日)に韓国を5対0で圧倒したチームとは大きく異なる布陣で試合に臨む見込みだ。
4-2-4のフォーメーションは退けられ、代わって4-3-3が採用され、以下の先発メンバーが予想されている:ウーゴ・ソウザ、パウロ・エンヒッキ、ファブリシオ・ブルーノ、ルーカス・ベラウド、カルロス・アウグスト;カゼミーロ、ブルーノ・ギマランイス、ルーカス・パケタ;ルイス・エンヒッキ、ヴィニシウス・ジュニオール、ガブリエウ・マルチネッリ。
アンチェロッティ監督は改めて、ブラジル代表を単に華麗なプレーで目立つチームにするだけでなく、選手たちの献身性と責任感が際立つチームにしたいと改めて強調した。
「ブラジル代表は“美しいサッカー”を目指しており、私もそれが可能だと信じている。ただ、何をもって“美しい”とするかを考える必要がある。確かに、ブラジルの選手たちが持つ卓越した個人技はその一部だ。しかし、チーム全体での献身や連携もまた“美しいサッカー”の重要な要素だ。美しいサッカーは、ボールを持っている時だけでなく、ボールを持っていない時の動きにも表れる。それこそが、現代サッカーにおいて非常に重要な側面なのだ」(カルロ・アンチェロッティ監督)
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)