サンパウロ州でメタノール中毒の確定事例が3件増加、合計28件に
2025年 10月 14日

サンパウロ州は、オザスコ市、サンベルナルド・ド・カンポ市、州都サンパウロ市で新たに3件のメタノール中毒を確定とした。これにより、確定した被害者の総数は28人に達したと、サンパウロ州保健局が発表した。
これに加えて現在、100件が調査中であり、さらに3件の死亡例についても関連が調べられている。死亡例の内訳は、サンパウロ市の住民1人とサンベルナルド・ド・カンポの住民2人となっている。一方、週末には3件の死亡例がメタノール中毒との関連はないと判断された。
州当局はすでに246件の疑い例を除外している。確認された28件のうち、5件は死亡例であり、その内訳は以下。
- サンパウロ市在住の男性(54歳、46歳、45歳)3人
- サンベルナルド・ド・カンポ在住の女性(30歳)1人
- オザスコ在住の男性(23歳)1人
監督機関は週末にパトロール体制を強化し、衛生監視チームによる営業停止処分を受けた施設の数は13件から15件に増加した。サンパウロ州保健局によると営業停止の理由はさまざまで、施設の財務上の不正や衛生上の不備なども含まれている。
週末には、サンパウロ州消費者保護局(Procon-SP)が各市の消費者保護局とともに、州内92都市にある1,000軒以上のバーやレストランを訪問し、注意喚起と指導を行った。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




