ブラジルと南東アジアとの貿易が、対米欧を上回る見通し

2026年 08月 19日

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マウロ・ヴィエイラ外相は、ASEAN(11か国で構成)とのブラジルの貿易が2003年の30億ドルから2025年には380億ドルへと10倍に増加したよ指摘した(写真:Valter Campanato/Agência Brasil)

【ブラジリア 8月18日】 ブラジルのマウロ・ヴィエイラ外務大臣は、8月18日(火)にブラジリアで東南アジア諸国連合(ASEAN)の代表を迎えた際、ブラジルと東南アジアの貿易額が、近い将来、米国や欧州連合(EU)との取引を上回る可能性があるとの見通しを示した。

ヴィエイラ氏は、ASEAN(11か国で構成)とのブラジルの貿易が2003年の30億ドルから2025年には380億ドルへと10倍に増加したことを指摘した。

「このペースであれば、ブラジルの伝統的な貿易相手である米国や欧州連合との取引を、近い将来に上回るでしょう。ブラジルはすでに、ドイツよりもシンガポールに多く輸出していますし、フランスよりもインドネシア、ベトナム、マレーシア、タイに多く輸出しています」と述べた。

発言は、カオ・キムホンASEAN事務総長(カンボジア)との会談後に行われた。ASEAN加盟国には、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、東ティモール、カンボジアなどが含まれる。

今回の会談は、米国によるブラジル産品への新たな追加関税措置が発動された状況下で行われた。ブラジル政府は、こうした影響を緩和するため、輸出市場の多角化を進めている。

ヴィエイラ大臣はさらに、ブラジルがASEANの「対話パートナー」になることへの関心を表明した。現在この地位を持つのは、日本、中国、韓国、米国、ロシア、インド、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、英国、EU、トルコとなっている。

「私たちの地域は、持続可能な開発の促進、貿易と投資の拡大、そしてグローバル・サウスの強化という共通の関心を共有しています」(ヴィエイラ外相)

カオ・キムホン事務総長は、ブラジル政府の招待を受けて来訪しており、21日(金)まで滞在する予定だ。期間中、閣僚、企業関係者、学術関係者との会合が予定されている。

外務省での会談で、事務総長はブラジルとの関係強化への期待を示した。

「ASEANはブラジルとのパートナーシップを非常に重視しています。私たちは、ラテンアメリカで最もダイナミックで持続可能な関係の一つを築いてきました」(カオ・キムホン事務総長)

事務総長によると、ブラジルとASEANは、貿易や投資を通じた経済分野に加え、イノベーション、持続可能な開発、食料安全保障、農業、再生可能エネルギー、気候行動などの領域で協力を深めることができるという。

「ASEANとブラジルは、ルールに基づく多国間主義、対話、国際協力に強いコミットメントを共有しています。これは、先進国と新興国が共通の課題に共に取り組むための重要な基盤です」(カオ・キムホンASEAN事務総長)

ASEAN加盟国の国内総生産(GDP)は、過去10年間で2.5兆ドルから4.5兆ドルへと倍増し、人口は7億人以上に達している。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)