ブラジル労働裁判所、国内大手家具・家電小売チェーンの大量解雇手続きを一時停止令
2026年 08月 20日
【ブラジリア 8月18日】 ブラジル労働裁判所は18日夜、全国で実施された、国内最大手級の家具・家電小売チェーン、カーザス・バイーアの大量解雇を一時停止する決定を下した。決定は、全国商業労働者連合(CNTC)が解雇の差し止めを求めて申し立てたことを受けたもの。
同社は先週、経営難を理由に司法再生手続きの申請を行ったと発表し、約1,900人の従業員を解雇、298店舗を閉鎖していた。
決定を下した連邦区労働裁判所第11法廷のカタリーナ・ホベルタ・モウジーニョ・ジ・マトス判事は、今回の解雇が「労働法および労働裁判所の判例で不可欠とされる労働組合の介入なしに行われた」と指摘し、解雇手続きの停止を命じた。
判事は「今回の措置は、組合の実質的な介入が完了した後に、企業が再び人員再編を決定し、必要であれば解雇を行うことを妨げるものではない。組合に拒否権があるわけではない。必要なのは、決定の実施前に情報提供と実質的な対話の機会を確保することだ」と述べた。
仮処分によると、企業は5日以内に解雇された従業員との雇用関係を回復し、給与支払い名簿に再登録しなければならない。また、48時間以内に医療保険や各種福利厚生も再開する必要がある。
今後の解雇は、必ず労働組合の仲介を経ることが条件となる。
声明で同社は「司法判断を尊重し、求められた説明を行う」と述べた。
同社は「決定内容を確認し、対応すべき次の手続きを検討している。司法の指示を尊重し、必要な説明を適切に行う」とコメントした。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)





