ブラジル代表、W杯後初の招集メンバーは大胆に若手を多数起用
2026年 09月 10日
9月9日(水)、ブラジルサッカー連盟(CBF)で、ブラジル代表のオーストラリアおよびインドとの親善試合に向けた招集発表が行われた。登壇したカルロ・アンチェロッティ監督は、ワールドカップ後初となるメンバー発表を行い、若手中心の大幅な刷新に踏み切った。現地メディア「エスタダォン」などが報じている。
26人の招集メンバーには国内リーグでプレーする10選手が含まれ、コリンチャンスからはGKウーゴ・ソウザ、右サイドバックのマテウジーニョ、MFブレノ・ビドンの3人が選出された。サントスのMFガブリエウ・ボンテンポも初招集となった。
監督とスタッフはこの数週間、ブラジレイラォン、コパ・ド・ブラジル、リベルタドーレス、スダメリカーナ、さらに欧州各リーグを視察しており、今回の選考に反映された。
「我々はすべての大会とブラジル人選手を見ている」というアンチェロッティ監督は「ブラジル国内の選手を優先しているわけではない。代表の新しい世代をつくり、準備することを目指している」としながらも「ブラジレイラォンの選手は、シーズンの進行状況が他国より早いため、フィジカルコンディションが整っている」と述べた。
初めて代表に選ばれた選手は8人で、GKオターヴィオ(クルゼイロ)、GKペドロ・モリスコ(コリチーバ)、DFアルトゥール・ジアス(アトレチコ・パラナエンシ)、DFジャイール(ノッティンガム・フォレスト)、SBマテウジーニョ、SBマウロ・ジュニオール(PSV)、そしてMFビドンとMFボンテンポが名を連ねる。
前回のワールドカップからは9選手が残り、DFドウグラス・サントス、DFガブリエウ・マガリャンイス、DFマルキーニョス、MFブルーノ・ギマランイス、MFダニーロ、FWエンドリッキ、FWハフィーニャ、FWハイアン、FWヴィニシウス・ジュニオールが引き続き招集された。
若手を積極的に起用した今回の人選についてアンチェロッティ監督は「閉ざされた扉はない。すべての選手に扉は開いている。しかし今は若い選手を見ていきたい」と述べた。同時に「だからといって、他の選手が今後呼ばれないという意味ではない。親善試合では若手を優先するが、大会になれば、このリストにいない選手が入ってくる可能性もある」と語った。
今回の刷新は特にGK陣で顕著で、若手選手が複数選ばれた。PSV所属でブラジル国内でのプロ経験がないSBマウロ・ジュニオールの選出は、最も意外な名前と受け止められている。
中盤ではビドンとボンテンポが新顔だが、アンチェロッティ監督は前サイクルの一部を担ったダグラス・ルイスやアンドレイ・サントスにも言及した。
また、前回大会でネイマール選ばれたため選考から外れたFWジョアン・ペドロ(チェルシー)が再びチャンスを得ており、負傷で北米大会を欠場したFWエステヴァンも復帰した。
新体制の初陣となる親善試合は、9月25日と29日にオーストラリアと2試合、10月3日にインドと対戦する。いずれも競争的な重みは小さく、選手起用や戦術の試行に適した機会となる。
この一連の試合は、従来の9日間ではなく16日間の「スーパー・データFIFA」期間で行われる。2026年の残りの代表戦はアジアで予定されており、日本とシンガポールと対戦する。
招集選手26名は下記の通り。
<ゴールキーパー(GK)>
ウーゴ・ソウザ(コリンチャンス)
オターヴィオ(クルゼイロ)
ペドロ・モリスコ(コリチーバ)
<ディフェンダー(DF)>
アルトゥール・ジアス(アトレチコ・パラナエンシ)
ドウグラス・サントス(ゼニト)
ガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)
ジャイール(ノッティンガム・フォレスト)
マルキーニョス(PSG)
マウロ・ジュニオール(PSV)
マテウジーニョ(コリンチャンス)
ヴィトール・ヘイス(マンチェスター・シティ)
ウェズレイ(ローマ)
<ミッドフィルダー(MF)>
アンドレイ・サントス(マンチェスター・ユナイテッド)
ブレノ・ビドン(コリンチャンス)
ブルーノ・ギマランイス(アーセナル)
ダニーロ(ボタフォーゴ)
ドウグラス・ルイス(ユヴェントス)
ガブリエウ・ボンテンポ(サントス)
<フォワード(FW)>
エンドリッキ(レアル・マドリード)
エステヴァン(チェルシー)
ジョアン・ペドロ(チェルシー)
ペドロ(フラメンゴ)
ハフィーニャ(バルセロナ)
ハイアン(ボーンマス)
サムエウ・リーノ(フラメンゴ)
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




