ジウマール・メンデス判事、最高裁審理で判事の公正性を強調
2026年 09月 16日
【ブラジリア 2026年9月15日】 ブラジル連邦最高裁(STF)のジウマール・メンデス判事は15日(火)、同裁判所の本会議で、アレシャンドリ・モラエス判事が元銀行家ダニエウ・ヴォルカーロ(旧マステル銀行のオーナー)との関係が疑われる報告が提示されたことを理由に同判事が調査対象となり得るかどうかを審理する場において、裁判所の公正性を強調した。
発言を求めたジウマール判事は、ヴォルカーロからモラエス判事に送られたとされるメッセージに関する案件の報告官を、エジソン・ファキン長官が自ら引き受けた点について疑問を呈した。
ジウマール判事は次のように述べた。
「私は長官に対し、審理の対象を明確にする目的で、手続き番号16.662の件を長官室に付託するよう提案した。しかし、この提案は、閣下がその手続きを恒久的に報告官として引き受けることを意図したものではなかった」
さらに、「私はこの裁判所の長官が手続き番号16.662の報告官を恒久的に務めるべきだと考えたことは一度もない。そもそも本裁判所の内規は、特定の例外を除き、事件の配分を定めているため、そのような措置は不可能だ」と付け加えた。
これまでに、カッシオ・ヌニス・マルケス判事とジョゼー・アントニオ・ジアス・トフォリ判事が、今回の審理で投票しないことを表明している。報告書を読み上げたファキン長官に続き、ヌニス・マルケス判事は「忌避」を示し、トフォリ判事は「個人的理由による自らの疑義(suspeição)」を理由に審理への参加を辞退した。
同日の午前10時過ぎ、審理開始にあたりファキン長官は、判事らに対し「個人的な対立を脇に置き、均衡・冷静さ・責任をもって判断するよう」呼びかけ、同僚判事に対する調査開始の可否を審理する場での慎重な姿勢を求めた。
ファキン長官は次のように述べた。
「裁かれるのは人物ではなく、事実と法的問題である。手続きの有効性が確認される前に、事件の本質を先取りすることはない。意見の相違は正当だが、個人的な対立は許されない。そして決定は本会議に属するものであり、個々の判事に属するものではない」
ブラジル連邦最高裁は、創設以来初めて、自らの判事に対する刑事的性質を持つ調査を開始するかどうかを審理している。
最高裁会議は、モラエス判事を元銀行家ダニエウ・ヴォルカーロ(旧マステル銀行のオーナー)に結びつける連邦警察(PF)の報告書を分析している。今回の臨時審理は、ファキン長官によって設定された。
(記事提供/Agência Brasil、11:20配信ニュースを含む、構成/麻生雅人)




