リオデジャネイロをより素敵な街にするための13の方法。「サンボードロモのシーズンオフ開放」も議案に
2014年 04月 30日現在ブラジルでは、リオデジャネイロをより良くするための改革や問題解決のプロットを模索、提案するプロジェクト「RIO +」(http://riomais.benfeitoria.com/)が活動中。
同プロジェクトでは、提案された様々なアイディアについてサイトを通じて投票を行っていた。その結果、1692のアイデアから13アイデアが選ばれ、今後、実現に向けての評価が行われるという。
13のアイディアは下記の通り。中にはサンバカーニバル専用会場としてオフシーズンには利用されていないサンボードロモを市民が利用できるように、というリオデジャネイロらしい案も。
1:ビーチでゴミを入れると水が出るシャワー
2:バスや電車で、障害者、老人、妊娠している女性らが必要な時に鳴らせるブザー
3:雨でゴミが流されて下水が詰まらないように、マンホール内の篩い籠
4:公共交通機関の統合された地図
5:壁にアートを望む地元の人々と芸術を表現したいアーティストを結びつけるオンラインプラットフォーム
6:サンバカーニバル専用会場サンボードロモの解放。空いている時期は地元の人々がスポーツなどレクリエーションで利用できるようにする
7:ビーチ、公園、公共交通機関の駅での、書籍、新聞、雑誌を交換できる棚の設置
8:カフェなどでオープンに使用できる公共無線インターネット付きテーブルの設置
9:公共のプロジェクトサイトで、観客動員に興味があるグループのためのオーディオビジュアルコンテンツの利用
10:献血を奨励し、促進するためのデジタルプラットフォーム。血が足りない時に利用者に通知も行う
11:モノの共有を容易にするためのシステムや、収集ボックス、オープンに使用できるオブジェクトの利用予定表
12:低所得コミュニティの若い起業家のための、会議、研修、昇進用フレームワークの提供
13:リサイクル可能な廃棄物の特定の種類の交換機器
古書を持ち寄ることで本が増える自由図書館はサンパウロなどですでに行われている。すぐに実現可能なアイディアも含まれているので、遠くない将来、リオはより暮らしやすい街になりそうだ。
「RIO +」サイト(http://riomais.benfeitoria.com/)では引き続きアイディア募集も行っている。
(文/加藤元庸、写真/Divulgação/Projeto Rio+)