2014年カンヌ映画祭でもブラジル人が活躍。レッドカーペットにはグラジ・マサフェラやタイース・アラウージョ

2014年 05月 20日

グラジ・マサフェラ

ワールドカップで盛り上がりつつあるブラジル。しかし、ブラジル人が活躍するフィールドはサッカーだけではない。

カンヌ映画祭2014が5月14日(水)に開幕した。残念ながら今年の映画祭ではブラジル色はあまり出ておらず、コンペ部門の作品の中にはブラジル国旗は見当たらない。

しかし、ブラジルの映画人や俳優は、いくつかの作品に関わっている。「ある視点」部門に出品されている「The Salt of the Earth」は、著名なブラジル人フォト・ジャーナリスト、Sebastião Salgado セバスチャン・サウガドの息子Juliano Ribeiro Salgado ジュリアーノ・ヒベイロ・サウガドとヴィム・ベンダースとの共同監督作品だ。

また、特別招待作品として上映された、アルゼンチンの熱帯雨林を舞台に、森林伐採業者と森の守るり人との抗争を描くウェスタン「El Ardor」(Pablo Fendrik監督)は、アルゼンチン、メキシコ、ブラジル、フランス、アメリカ合衆国の共同制作。ブラジルからはAlice Braga アリッシ・ブラガが出演している。

L’Oreal パリ大使として、コンペ部門に参加したイヴ・サン・ローランの映画 「Saint Laurent」のゲストでIsabeli Fontana イザベリ・フォンタナ、Tais Araujo タイース・アラウージョ、Grazi Massafera グラジ・マサフェラ、Carol Castro カロウ・カストロらがレッドカーペット上に現われた。

2014年カンヌ映画祭は25日まで繰り広げられる。

(文/加藤元庸、写真/Getty Images)
5月17日、レッドカーペットのグラジ・マサフェラ