ルーラ大統領、米国への敵意は否定も「ブラジルは“ちっぽけな共和国”ではない」と強調

2025年 08月 4日
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ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ・ブラジル連邦共和国大統領(写真/Marcelo Camargo/Agência Brasil)

ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ大統領は、日曜日(8月3日)に行われた、アメリカ合衆国がブラジルに対して課した50%の関税爆弾に関する演説の中で、ブラジルは、国際貿易の決済通貨としてドルに代わる選択肢を模索することを放棄すべきではないと語った。ホワイトハウスによるこの措置により、ブラジルの輸出品の約36%が課税対象となっている。

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トランプ政権による関税政策反対デモで、トランプ人形や国旗、燃やされる

2025年 08月 3日
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8月1日、ブラジリア。アメリカ合衆国大使館前で、労働組合と社会運動団体が米国政府による対ブラジル経済政策に抗議した(写真/José Cruz/Agência Brasil)

米国による対ブラジル関税強化(いわゆる「関税爆弾」)および連邦最高裁判所(STF)のアレシャンドリ・ジ・モラエス判事への制裁に抗議するデモが、8月1日(金)、ブラジル全国5地域にわたる11都市で行われた。

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COP30議長、開催地の変更を否定

2025年 08月 3日
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アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ議長(写真/Rodrigues-Pozzebom/Agência Brasil)

第30回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP30)の議長であるアンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ大使は、11月10日から21日にかけて開催される同会議が、パラー州の州都ベレンで行われることを再確認した。大使は、特に経済的に恵まれない地域を含むすべての国がこの会議に参加できるよう、ブラジル政府が取り組んでいると述べた。

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サンパウロ市に路上生活者のための図書館オープン

2025年 08月 3日
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サンパウロ市にオープンしたヴィウマ・ランセロッチ図書館(画像提供/(C)padrejulio.lancellotti/Instagram)

サンパウロ市に、路上生活者を対象としたコミュニティ図書館が新設された。同図書館は、8月1日(金)から運営が開始され、ジュリオ・ランセロッチ神父の主導により、市の東部モオカ地区サプカイア通り36番にある「貧者の聖ドゥルシ」センター内に設置された。

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ルーラ大統領、米国から制裁を受けた最高裁判事らと夕食会を開催

2025年 08月 1日
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ルイス・ホベルト・バホーゾ最高裁長官(左)とルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ連邦共和国大統領(写真/Antonio Cruz/Agência Brasil)

ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ・ブラジル連邦共和国大統領は、今週木曜日(7月31日)の夜、アウヴォラーダ宮にて連邦最高裁判所(STF)の判事たちを招いて夕食会を開いた。

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米国によるブラジル最高裁モラエス判事への制裁の影響は限定的、と専門家は指摘

2025年 08月 1日
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ブラジル連邦最高裁判所(STF)のアレシャンドリ・ジ・モラエス判事(写真/Rosinei Coutinho/STF)

アメリカ合衆国による、ブラジル連邦最高裁判所(STF)のアレシャンドリ・ジ・モラエス判事への金融制裁の適用は、ドナルド・トランプ大統領やジャーイル・ボウソナーロ前大統領の同盟者が期待したような効果をもたらす可能性は低い。

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ルーラ大統領、米関税措置対する声明を発表(全文)

2025年 08月 1日
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ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ・ブラジル連邦共和国大統領(写真/Ricardo Stuckert/PR)

7月30日(水)夜、ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ大統領は公式声明を発表し、米国によるブラジル経済および司法への介入に対して、民主主義と国家主権を擁護する姿勢を明確にした。

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トランプ大統領、ボウソナーロ前大統領などを引用して課税を正当化

2025年 07月 31日
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写真は6月10日、ブラジリア。連邦最高裁判所(STF)第一部会に証言のため出席した、クーデター計画訴訟の被告人であるジャイル・ボウソナーロ前大統領(写真/Valter Campanato/Agência Brasil)

ブラジル政府によるデジタルプラットフォームへの対応措置、ジャイール・ボウソナーロ前大統領の裁判、そして連邦最高裁判所(STF)のアレシャンドリ・ジ・モラエス判事による決定が、米国がブラジルに課した関税の根拠として挙げられた。

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