燃料や化粧品、輸入品で増税へ。政府の増収策の第一歩。失業保険など社会保障費も基準を改定へ

2015年 01月 15日
ブラジル ガソリン

基礎的財政収支の黒字目標達成と国内外の信用回復を優先課題とする第2期ジウマ政権では、ガソリンなどへの課税による増収案がまとまり、大統領も承認済みと14、15日日付伯字各紙が報じた。

経費削減策も部分的に動き始め、電気代なども適正価格に調整される見込みだ。

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新内閣の始動と15年のブラジル経済の行方

2015年 01月 14日
プラナウト宮

ブラジルも日本も昨年末に内閣が改造され、新年より新しい布陣となった。

特にブラジルは、国営石油公社ペトロブラスを中心とした大型汚職事件がきっかけとなり、政治家も今後相当数の起訴が見込まれ、大臣候補を含む予測リストが有力紙「エスタード・デ・サンパウロ」に掲載されたことにより、それらの人を除外した組閣となったため、ガラッとメンバーが変わった。

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「労働者党(PT)は変わらなければ死ぬ」。マルタ前文化大臣の党批判、波紋呼ぶ

2015年 01月 13日
マルタ前文化大臣

元サンパウロ市市長(2001~04年)で前文化相のマルタ・スプリシー上院議員(労働者党・PT)が(1月)11日付エスタード紙掲載のインタビューで行った痛烈なPT批判が大きな波紋を呼びジウマ大統領をはじめとした連邦政府との対立も生んでいる。

サンパウロ市市長選への出馬意欲が消えない同氏は、PT離党も視野に入れている。11、13日付伯字紙が報じている。

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ブラジル、アンゴラとビザ簡素化協定を締結

2015年 01月 11日
ブラジル アンゴラ ビザ簡素化

ブラジルとアンゴラ政府は2国間のビザの認可を簡素化することを承認した。この協定は1月5日づけの官報に掲載された。

調印はブラジリアで2014年6月に行われた、アンゴラのジョゼー・エドゥアルド・ドス・サントス大統領とジウマ・フセフィ(ルセフ、ルセーフ)大統領の会談の際に行われた。

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ブラジル、帝王切開大国の名を返上へ。厚生省が自然分娩推進政策を発表

2015年 01月 9日
自然分娩促進計画

ブラジルの私立病院では帝王切開による出産が多い事を受け、保健省(厚生省)が(1月)6日、不必要な帝王切開を減らすための諸策を発表したと7日付伯字各紙が報じた。

「当国での帝王切開の流行は目に余り、公的な保健行政の重要課題として扱う以外に歯止めの方法はない」というのは、アルトゥール・キオーロ保健(厚生)相だ。

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レヴィ新財務相が所信表明。市場での競争活性化求める

2015年 01月 7日
ジョアキン・レヴィ

(1月)5日、財務相に就任したジョアキン・レヴィ氏は、その就任演説で財務省のスタッフを発表すると共に、前任のギド・マンテガ氏の経済政策を批判し、増税の可能性をほのめかした。

さらに、従来の伯国(ブラジル)政府の方針に一石を投じ、より多くの企業を市場で競わせることの重要性を語った。6日付伯字紙が報じている。

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