
黒人運動、社会的不平等、都市周縁部の生活、警察暴力などをテーマにした作品を多数発表したブラジルの写真家ジェズース・カルロスの作品(写真/© Jesus Carlos/Imagens)
リオデジャネイロ市の国立歴史博物館は、昨年12月から改修工事を行っていたが、来週木曜日(11月13日)に部分的に再開し、展覧会 「奴隷制を超えた視座──世界における黒人の自由の構築)」 を開催する。キュレーションは、アメリカ合衆国、南アフリカ、セネガル、イングランド、ベルギーの博物館と共同で行われている。
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サンパウロ市にオープンしたヴィウマ・ランセロッチ図書館(画像提供/(C)padrejulio.lancellotti/Instagram)
サンパウロ市に、路上生活者を対象としたコミュニティ図書館が新設された。同図書館は、8月1日(金)から運営が開始され、ジュリオ・ランセロッチ神父の主導により、市の東部モオカ地区サプカイア通り36番にある「貧者の聖ドゥルシ」センター内に設置された。
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写真は2025年3月、リオデジャネイロのサンボードロモ(パレード専用会場)で行われたコンテスト・パレード(写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)
2026年のカーニバルから、リオデジャネイロのグルーポ・エスペシアウ(1部リーグ)によるエスコーラ・ジ・サンバ(サンバ団体)のパレードでは、新たら審査モデルが導入される。その一つに挙げられるのが、審査員の増員だ。今年(2025年)のカーニバルより18名多くなり計54名となる。この変更は、パレード審査の透明性を高めることを目的としている。
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ブラジル各地で行われるさまざまな祭りや行事も観光客をひきつける。世界遺産に選ばれているゴイアス市(ゴイアス州)歴史地区で4月に行われる伝統行事の鬼火行列。「ファヒココス」と呼ばれるフードをかぶった信者たち(ローマ兵を象徴している)が松明を持って行進する儀式はキリストの迫害と逮捕を象徴している(写真/Marcello Casal Jr/Agência Brasil)
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パリンチンス市に伝わる牛伝説をもとにした伝統芸能祭「ボイブンバ」(写真/Mauro Neto/Secom)
ボイ・ガランチード(紅組)はカプリショーゾ(青組)の連勝を阻止し、第58回パリンチンス民俗芸能祭の勝者となった。
このグループは「民衆の牛、庶民の牛」というテーマでパフォーマンスを行い、勝者に選ばれた。集計は、今週末、2頭の雄牛(ボイ)がパフォーマンスを行ったフェスの会場「ブンボードロモ」で行われた。
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6月祭りのアハウアウ(広場のお祭り)で行われるクアドリーリャ(結婚式を模したダンス)(写真/Marcello Casal Jr/Agência Brasil)
ブラジルで行われる6月祭り(フェスタ・ジュニーナ)の伝統は、カトリック文化を持つヨーロッパで生まれ、植民地時代にポルトガル人によってブラジルにもたらされた。(この祭りでは)聖アントニオ、聖ジョアン、聖ペドロ、聖パウロにまつわるカトリックの厳粛な祭日を祝う。
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黒人意識の日に英雄ズンビ像の前に集うアフリカ系若者たち(写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
ブラジルでは、ウンバンダやカンドンブレーといったアフロブラジル宗教の信者数が急増し、10年間で3倍以上に増加した。これは、ブラジル地理統計院(IBGE)がリオデジャネイロで今週金曜日(6日6日)に発表した2022年国勢調査によるもの。
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5月28日、リオデジャネイロ市。第3回アフロディアスポラ国際研究会議で講演を行った作家ネイ・ロペス(写真/Tomaz Silva//Agência Brasil)
会場に最初に入場したのは、白い衣装に身を包んだ黒人男性たちだった。年配の人から若者まで、皆、ケピ(フランスの軍帽)のような白い帽子のようなもので頭部を覆っていた。
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