
国連の下部機構の一つである世界気象機関(WMO、本部ジュネーブ)が9日、世界全体の温室効果ガスの平均濃度が過去30年間で最も高い上昇率を記録し、海水の酸性化も進んでいると発表したと同日付伯字紙や各紙サイトが報じた。
WMOによれば、2013年の温室効果ガスの濃度は過去最高を更新、二酸化炭素は396.0ppm(ppmは100万分の1)となった。この値は2012年比2.9ppm上昇し、増加量は過去30年間で最多となった。
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ペトロブラスの元供給部長パウロ・コスタ氏による、同公社在籍時の多数の有力政治家を相手取った収賄工作の暴露は、大統領選挙にも強い影響を及ぼすことになりそうだ。(9月)8日付伯字紙が報じている。
コスタ氏の証言で最も大きな打撃を受ける可能性があるのは、ジウマ大統領だ。
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(9月)7日夜に聖市南部のファベーラで発生した火災の原因は依然不明で、警察が調査中だが、消防隊は放火が原因である疑いを強めている。9日付「フォーリャ」が報じた。
消防隊はその根拠として、火の広がりが異常に速く(通報から4分後に消防隊が到着した頃には通常の火災の初期段階のレベルを通り越し、既に大規模な火事になっていた)、化学物質が使われた可能性があること、住民による投石や発砲などで消火活動が妨害されたこと、火がどこからどのようにして起こったかを住民が説明できないことなどを挙げている。
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サンパウロ市政府は、同市旧市街区(セントロ地区)の3月25日通りと近辺の一帯を車両通行止めにする計画があると、市のジウマール・タット交通局長が語ったと、現地メディア(「エスタダォン」9月6日づけ)が報じた。
また交通工学公社(CET)は、同地域にシクロファイシャと呼ばれる、日曜、祝日のみの自転車専用レーンを設置する予定だという。
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ブラジルの独立記念日でもあった9月7日(日)、首都ブラジリアでは、盛大なゲイパレードが開催された。現地メディア(「テーハ」同日づけなど)が伝えた。
第17回となるブラジリアのLGBTSプライド・パーレード(ゲイ・パレード)がエイショ・ホドヴィアーリオの南側道路で行われた。
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連邦警察の「ラヴァ・ジャット作戦」により、全国的で巨額のマネー・ロンダリングなどに関与したとして逮捕されていた元ペトロブラス供給部長のパウロ・コスタ容疑者が、連警の捜査に協力する形で供述を行ない、同氏が同公社在籍時に企んだ収賄計画に多くの有力政治家が関与していたことを実名をあげて暴露したことが6日発売のヴェージャ紙で明らかとなり、「ペトロブラスのメンサロン」として注目が高まっている。6~8日付伯字紙が報じている。
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米国の調査機関グローバル・ファイナンシャル・インテグリティ(GFI、本部ワシントン)によれば、犯罪、汚職、脱税などで不正にブラジル国外に流出した資金は、2010年~12年の平均で年間337億ドルに上るという。8日付「G1」が報じた。
300億ドルを超える不正資金額は国内総生産の1.5%に当たり、2000年代初めの10年間の年平均147億ドルの2倍に上る。
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9月8日(月)、サンパウロ市は、市の南部で起きた火災の被害に遭ったファベーラの住人たちの支援を続けていることを公表している。
モーホ・ド・ピオーリョと呼ばれるファベーラを襲った火災は、地域の家屋に大きな被害を及ぼしたという。
緊急、及び常時サービスのコーディネイター(CAPE)と社会支援監督(SAS)サントアマロ支部は、マットレス、毛布、食料、衛生キット、食事などを届けている。サントアマーロ地区役所は臨時トイレを準備する。
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