南アフリカ代表団がリオのサンタマルタでUPP(常駐型治安維持警察)を見学、アフロヘギ本部も訪問

2014年 04月 4日
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リオ・デ・ジャネイロ市で導入された軍警の治安維持警察隊(UPP)の実際などを学ぶため、南アフリカの代表団が1日にサンタマルタ地区を訪問した。

麻薬密売者組織や警官や消防士、政治家などが関与した犯罪組織(ミリシア)に支配される地区を、公的な治安組織のコントロール下に置くために考案されたUPPは、世界的にも注目を集めており、リオ・デ・ジャネイロ州保安局関係者や同州警察官は国際的な治安会議にも招かれたりしている。

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ブラジルの刑務所収容人口、20年で400%増

2014年 04月 3日
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2014年(3月)に発表された法務省のデータによると、ブラジルの刑務所の収容者数は、1992年から2013年の20年間で403.5%増えたという。
 
この期間中の人口の伸びは36%だから、刑務所に入っている人の数がいかに急速に増えているかは一目瞭然。イギリスのエセックス大学がまとめたデータによると、ブラジルの人口100万人に対する刑務所収容者数は300人で、世界平均の144人の倍以上だ。

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軍政開始から50年(2) 背後に駐伯米国大使館の存在

2014年 04月 2日
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(4月)1日よりはじまった連載「軍事政権開始から50年」、第2回目の今回は、1964年の軍事政権と米国との関係について検証する。

米国は1955年からソ連との冷戦状態に突入していたが、その緊張感は1959年、キューバに共産主義政権が誕生したことでさらに高まっていく。ときのアイゼンハワー政権はキューバとの国交断絶などで共産主義を警戒したが、その次のジョン・F・ケネディ大統領は、米国が経済支援を行なって南米の資本主義を活性させる「進歩のための前進」という経済政策で、南米のキューバ化阻止につとめた。

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イタケラォンで3人目の事故死者。今度は転落事故

2014年 04月 2日
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2013年11月27日(水)に作業員2名が犠牲になる事故を起こし、建設作業が遅れていたサンパウロのアレーナ・ヂ・サンパウロ(アレーナ・コリンチャンス)、通称イタケラォン(イタケロン)。

その後、作業は順調に進み4月27日にこけら落としを行うことを発表していたが、3月29日(土)、今度は作業員の転落事故が発生、一時作業が中断となった。同日付け「エスタダォン」、4月2日付け「フォーリャ」(共に電子版)が伝えている。

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軍政開始から50年(1) 伯国の歴史を変えた2日間

2014年 04月 2日
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今年(2014年)の3月31日で、伯国で21年間続いた軍事政権誕生から50年となった。それにちなみ、伯字紙は連日大きな特集を組んでこの日を振り返っているが、今日から5回にわたり、軍政について連載する。第1回は、軍事クーデターがどのように起こったかを改めて振り返る。

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軍事クーデターから50年。ブラジル弁護士会は「ブラジルの傷はまだ癒えていない」と表明

2014年 04月 1日
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ブラジルで軍事クーデターが起きたのが今から50年前、1964年3月31日。3月31日、ブラジルでは軍事政権時代を振り返るさまざまな発表や会議などが行われた。

ブラジル弁護士会(OAB)は軍事クーデター50周年のこの日、「繰り返さないために」と題した討議集会をブラジリアで開いたことを、同日、ブラジル弁護士会(OAB)が報告した。

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Pen「いまこそ知りたい、ブラジル」特集号、4月1日発売

2014年 04月 1日
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雑誌「pen」(阪急コミュニケーションズ)が4月15日号でブラジルを特集。「pen」名物の<完全保存版>での約80ページ以上に渡る大特集だ。

特集のタイトルは「いまこそ知りたい、ブラジル」。サブタイトルが「世界が恋焦がれる街、リオ・デ・ジャネイロへ。」。取り上げられているのはリオデジャネイロがほとんどだが、表題に偽りなく、“今”のリオの姿を伝える。

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