
またブラジルで、地下トンネル作戦による銀行からの現金強奪事件が起きた。そこで、ブラジルで起きた有名なトンネル作戦事件を振り返ってみよう。こちらの事件は日本でもバラエティ番組の世界のビックリ事件として紹介されたことがある。
大胆不敵な事件が起きたのは2005年。犯人グループ36名はブラジル中央銀行のフォルタレーザ支店から約80m離れたところにある民家を借りて、同年5月から8月の3か月かけて、民家から銀行までドン・マヌエウ大通りを挟んで、深さ4m、長さ80~87mほどのトンネルを掘って同銀行の金庫を破った。
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先週末にブラジルで起きた本当の事件である。
4月7日月曜日の朝、マナウス市から27km離れたアマゾナス州イランドゥバにあるブラジル銀行支店の金庫室から、現金などが盗難にあい、金庫室から約6メートルものトンネルが銀行員によって発見されたと、同日付け「G1」などが報じている。
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今回は軍政に反対した民衆について検証する。
民衆側の反乱は、1967年にミナス・ジェライス州とエスピリトサント州の間のカパロン山脈に初の武装ゲリラが結成されてから激化する。その動きは、トカンチンス州のアラグアイア川沿いで大規模なゲリラ活動を展開したブラジル共産党(PC Do B)や、同党から独立し、民族解放行動(ALN)を率いた革命家カルロス・マリゲーラなどによって牽引された。
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4月1日(火)、逃亡していたミナスジェライス州出身の女医Myriam Priscilla de Rezende Castro ミリアン・プリシラ・ヂ・ヘゼンヂ・カストロがサンパウロ郊外で逮捕されたと同日付け「G1」、「UOL」(共に電子版)が伝えた。
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(4月)1日からはじまった「軍政開始から50年」、3回目の今回は軍による独裁政治の開始と、政治弾圧について検証する。
軍事クーデターが起きた1964年当時、大統領選挙は軍による独占状態になったが、多党制はまだ保たれ、知事や連邦議員の選挙は民主的に行なわれていた。
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リオ・デ・ジャネイロ市で導入された軍警の治安維持警察隊(UPP)の実際などを学ぶため、南アフリカの代表団が1日にサンタマルタ地区を訪問した。
麻薬密売者組織や警官や消防士、政治家などが関与した犯罪組織(ミリシア)に支配される地区を、公的な治安組織のコントロール下に置くために考案されたUPPは、世界的にも注目を集めており、リオ・デ・ジャネイロ州保安局関係者や同州警察官は国際的な治安会議にも招かれたりしている。
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2014年(3月)に発表された法務省のデータによると、ブラジルの刑務所の収容者数は、1992年から2013年の20年間で403.5%増えたという。
この期間中の人口の伸びは36%だから、刑務所に入っている人の数がいかに急速に増えているかは一目瞭然。イギリスのエセックス大学がまとめたデータによると、ブラジルの人口100万人に対する刑務所収容者数は300人で、世界平均の144人の倍以上だ。
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(4月)1日よりはじまった連載「軍事政権開始から50年」、第2回目の今回は、1964年の軍事政権と米国との関係について検証する。
米国は1955年からソ連との冷戦状態に突入していたが、その緊張感は1959年、キューバに共産主義政権が誕生したことでさらに高まっていく。ときのアイゼンハワー政権はキューバとの国交断絶などで共産主義を警戒したが、その次のジョン・F・ケネディ大統領は、米国が経済支援を行なって南米の資本主義を活性させる「進歩のための前進」という経済政策で、南米のキューバ化阻止につとめた。
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