ウルグアイでタバレ・バスケス新大統領が就任。ブラジル経済への影響は!?

2015年 03月 3日
タバレ・バスケス ウルグアイ大統領

ウルグアイで(3月)1日、タバレ・バスケス氏が新大統領に就任し、2日から拡大戦線第3期の政権実務開始と1、2日付伯字紙やサイトが報じた。

バスケス氏は05年に拡大戦線第1期政権を担当。10年からの第2期政権を担当したホセ・ムヒカ氏は〃世界一貧しい大統領〃として知られ、コモディティ価格上昇などで年平均6.7%という高成長達成などで国民から高い支持を得た。

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英「エコノミスト」誌、泥沼化するブラジル経済を揶揄

2015年 03月 2日
英エコノミスト

英「エコノミスト」誌がカバーイラストで、泥沼化するブラジル経済の様子を揶揄。早々、ブラジルのメディア(「エスタダォン」2月26日づけ)が紹介した。

同国の経済の現状をレポートしたのは同誌の南米版。ブラジルでは2月26日(木)に路上のキヨスクで販売された。

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ブラジル連邦政府、4月までの支出切り詰め。PACにも影響、企業恩典も見直しか

2015年 03月 1日
第二次経済成長加速化計画(PAC2)の推進を進めてきたジウマ大統領。写真は2014年にアーバン・モビリティ計画が公表されたマナウスにて

(ブラジル)連邦政府は(2月)26日、4月までの投資や未払い経費ならびに一般経費に関する支出を751億レアルまでに制限する国庫の引き締め策を発表した。

支出削減対象にはジウマ政権の売りである経済活性化計画(経済成長加速化計画、PAC)の費用も含まれる。これは15年の基礎的財政収支の黒字目標達成のための方策のひとつだが、同時に現在の連邦政府が抱える深刻な問題の裏返しでもある。26日付伯字紙が報じている。

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中央統一労組などがブラジル石油公社弁護集会を開催。集会場前では抗議活動家と乱闘おこる

2015年 02月 25日
ペトロブラス抗議デモ乱闘

(2月)24日夕方、ルーラ前大統領が参加したペトロブラス(ブラジル石油公社、PB)を弁護するイベントの前に、労働者党(PT)の支持者とジウマ大統領の罷免を求めるグループが対立し、乱闘騒ぎが勃発した。

奇しくもこの日、ペトロブラスは世界的な格付会社のムーディーズからランクを二つ下げられ、「投資を控えた方が良いグループ」に落ちる屈辱を味わった。25日付伯字紙が報じている。

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トラック野郎が9つの州で国道封鎖。燃料費や通行料上昇に抗議

2015年 02月 25日
トラック野郎デモ

(2月)23日、ディーゼル油価格や高速道路の通行料金上昇などに抗議したトラック運転手達が8州で国道を封鎖したと24日付伯字各紙が報じた。

独立系のトラック運転手の発案で始まった抗議活動は、これまでも運送料金の引き上げや高速道路の改善などを勝ち取ってきた。この抗議活動により、諸州では、食料や燃料の運搬、供給などに支障が出ている。

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アエシオ・ネーヴィス氏の参謀役に収賄疑惑。労働者党(PT)には格好の反撃材料!?

2015年 02月 24日
ジョゼ・アグリピーノ・マイア

昨年(2014年)の大統領選でアエシオ・ネーヴェス(ネーヴィス)氏(民主社会党・PSDB)の選挙コーディネーターをつとめた、民主党(DEM)党首のジョゼ・アグリピーノ・マイア上院議員が、リオグランジドノルチ州で行われた車検を巡る条例制定時の不正に関与し、選挙の裏金としての賄賂を要求した疑惑が浮上した。23、24日付伯字紙が報じている。

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ブラジル石油公社をめぐる贈収賄事件で、関与企業6社に計45億レアルの罰金求刑

2015年 02月 24日
パウロ・ホベルト・コスタ氏

ブラジル連邦検察庁は(2月)20日、ラヴァ・ジャット作戦で告発された、ぺトロブラス(ブラジル石油公社、PB)との事業契約に関してカルテルを組み、贈収賄行為を行っていた6社に対し、賠償金や罰金、計45億レアルの支払いを求めた。20~22日付伯字紙が報じている。

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ブラジルとインドネシア、死刑囚の刑執行をめぐる駆け引きで関係が緊張。今度はインドネシアが駐ブラジル大使を召還

2015年 02月 23日
グラルチ死刑囚

ジウマ大統領は(2月)20日、インドネシアから派遣されたばかりのトト・リヤント大使への同国政府からの信任状受け取りを拒否したと21日付伯字紙が報じた。この決定は、同国で1月にブラジル人死刑囚のカルドーゾ・モレイラ被告が処刑されたことで緊迫していた両国関係をさらに悪化させた。

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