ルーラ元大統領二審有罪判決後、ブラジル株式指数は最高値更新

2018年 01月 29日
ルーラ元大統領 二審 有罪

2017年第4四半期からブラジル株式市場の活況が際立ってきている。

特に2018年に入ってからは顕著で、ブラジルの株式指数Ibovespaは終値ベースで1か月弱で約10%上昇し、連日最高値を更新し続けている。

ブラジルは現在国会が休会中で市場が楽観的・強気に動く時期ではあるものの、上昇の度合い、上昇基調を後押しする要因について現地各メディアが分析をしている。

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ブラジルの農産物輸出増加、前年比+13%

2018年 01月 24日
パラナグア港

グローボ系ニュースサイト「G1」が1月16日づけで伝えたところによると、同日、ブラジル農牧供給省が2017年度の農産物輸出実績を発表したという。

同省の発表では、ブラジルから海外への農産物輸出額は960億米ドル(約10兆6500億円)で、前年比で13%増加したとのことだ。

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「国債格付引き下げは経済成長に影響なし」。メイレリス財務相がコメント

2018年 01月 15日
エンヒッキ・メイレリス財務相

年末年始に11連騰し、その後も高値水準を保っているブラジルの株式指数が明るい見通しを感じさせる一方で、経済に対する懸念を示す筋もあるようだ。

1月11日、米国大手格付機関S&Pグローバル・レーティングス(以下「S&P」)がブラジル国債の格付を「BB」から「BB-」へ1段階引き下げた。BB-は投資適格から3段階下のランクとなる。今後の見通しについては「安定的」とした。

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ブラジル株式指数10連騰、最高値更新

2018年 01月 8日
パラグアナ

2017年秋以降ブラジル政府が景気回復フェーズに入ったと宣言したものの、しばらくはそれを実感させるニュースは特になかった。しかしながらここにきて株式市場が活況を呈し始めた。

グローボ系ニュースサイト「G1」やブラジル証券取引所「B3」が1月5日づけで報じたところによると、同日、ブラジル証券市場上場株式インデックス「Ibovespa」が終値ベースで10連騰を達成したという。

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ブラジルで、社会起業家向けファンド設立される

2018年 01月 3日
Fernando Simoes Filho

テメル政権下で大転換期を迎えているブラジルのビジネス界。その方向性を暗示しているのがブラジルに対する内外の投資資金の動向だ。

世界的大富豪で投資家のレマン氏や中国投資ファンドなど、国内外の資金が本格的にブラジルへの投資に向かいつつある。投資対象はIT、インフラ、資源開発など範囲が広がっている。

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ブラジル政府、2018年の夏時間は短縮へ

2018年 01月 1日
ブラジル 夏時間

グローボ系ニュースサイト「G1」が伝えたところによると、ブラジル政府は2018年に開始する夏時間は通常より短くすると発表したという。

通常、ブラジルの夏時間は10月から始まるが、2018年は11月4日の開始となる。開始日の遅れに合わせて終了日をずらすことはなく、通常通り2月の第3日曜日に終了するとのことだ。

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ムーディーズ、ゴウ(Gol)航空の格付けを引き上げ

2017年 12月 28日
ゴウ航空

グローボ系ニュースサイト「G1」が12月21日づけで報じたところによると、信用格付け機関ムーディーズがブラジルの格安航空会社、ゴウ航空(以下「ゴウ」)の債券の格付けを引き上げたという。

Caa3(信用リスクが極めて高い)からB2(投機的)への変更の理由としては収益構造の改善と直近に発表された2025年に満期を迎える5億米ドルの債券発行が評価されたものとみられる。

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ブラジル政府、エンブラエル社の支配権移動に難色

2017年 12月 26日
エンブラエル

グローボ系ニュースサイト「G1」が現地時間12月21日夜に報じたところによると、米航空機製造大手ボーイングとブラジルの同業エンブラエルの資本提携についてブラジルのテメル大統領がコメントを発表したという。

大統領はボーイングによる株式取得に異議は唱えていないものの、支配権を渡すスキームは受け入れないとの意向を示しているとのことだ。

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